「めだかボックス ジュブナイル 小説版」読了。

積んでた本。 サクッと読了。

西尾維新作品の中で、悲痛伝シリーズが、迂遠で冗長な言い回しの文体を長々と続けられるとキツい……と思っていたけれども、割とコンパクトなこのボリュームでもキツいものはキツい事が判明。
物語シリーズとかは、キャラクタ同士の丁々発止や掛け合いがエンタテインメントとして読み進める推進力になり、その合間に物語の骨子やメインシナリオの進展が含まれているのだけれども
もとより終わった物語の番外編のサイドストーリィのアフターシナリオと言う浮いた作品に、この構成はなんとも苦痛だった。
読み終わった後にこの作品自体が、アニメDVD/BDについていたオーディオCDの小説版と言うことで、なんとか納得するものの、いや、どうにも消化不良の物語だった。