長嶋有「夕子ちゃんの近道」読了

  • 骨董屋の二階に身一つで転がり込んだ「僕」の人生の春休みのような日々を綴る初の連作短篇集。

なんつーかモラトリアムって言うか、長嶋有の作品はいつも飄々としててステキ。
結構ビックリな展開があったりするんだが、別に激動の展開にはならない。
毎回月夜の散歩を連想するなァ。この人の作品は。
半年以上接しててフルネームおぼえられていない「僕」のエピソードがおかしかった。 ほっこり。

なんか、さっきまで長嶋有読んでたからか濃いなァ。
同じモラトリアルものっぽいのに。 セカイに多感だから?多感って言うか、過敏か。
ゴスで近親で強制売春で虐めでリストカットですか。なんか、桜井亜美臭がしてきた。