FSMD読了。
- なんだかんだいって面白かった。 読了後思い返すと多少投げっ放しなトコも思いついたけど。
11話の急展開、きつい落とし方。コレ、どうすりゃ救われるんだって堕ちかた。
あと、各章の始まりのポエムっぽいのがたまにきつかった。
sin,cos,tanθが特に。でも、色恋沙汰で浮かれてる描写なら的確に表現できとりますな。
でも、12話は展開もあいまってか、大槻ケンヂ的なリリックでちょっとキた。 良作でした。
- 作者: D[di:]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2006/08/24
- メディア: 単行本
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- しばらくアニメ、ゲームに偏っていたので読書バイオリズム上昇中。
次は東浩紀のゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)を消化中。 第一章「理論」まで読む。
意味や歴史に満たされた前近代の語りの言葉を「不透明」とし、
言文一致体にて主体と世界とを一致させる(と感じさせる)現実描写を「透明」として、
ライトノベル(キャラクター小説)は
記号的でありながら「自然主義の夢」を見る、すなわち、不透明で非現実的な表現でありながら現実に対して透明であろうとする矛盾を抱えた、漫画表現のそのまた「模倣」として作られた言語だからである。(中略)
ポストモダンのキャラクター小説の言葉は、近代の理想を前近代的な媒体に反射させ、その結果を取り込んだという屈折した歴史のゆえに、「半透明」だといえないだろうか。
これってマジックリアリズムじゃなかろうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
- あと合間々々に植物怪異伝説新考〈上〉 (中公文庫BIBLIO)にもチラチラと浮気する。 もう、気が多いんだから!