2冊読了。

  • 歴史に興味がないのでどうしても眠くなる「歴史を精神分析する (中公文庫)」を読了。一般的な歴史的知識がないのにこういうメタ知識みたいなものだけ吸収するとイイ感じに価値観が独創的になりますね。ファーストガンダム知らないのにGガンダムだけ知ってるみたいな。なんのこっちゃ。
    • ものぐさ精神分析 (中公文庫)」に衝撃を受け、ちょくちょくこの著者の本買ってるわけですが、まあ、基本的に言ってる事は同じなんで、あまり全部揃えようとは思わない。今回買ったモノも「日本はペリー来航によってムリヤリ開国されられたこと」を「女の子がムリヤリ股を開かされ強姦された事」のようなものであるという分析により、現代日本の歴史を解体するという、著者がかなり初期の頃から言っていたコトを主軸に、日本のさらに過去にさかのぼって、また、15年戦争(大東亜戦争)をメインとして関わった他国の分析を、著者が出来るだけ(具体的に言うと連載9回分)解明したもの。どうでもいいけども「15年戦争」ってカッコイイですね。今度からそう呼ぼう。使う機会はマズないが。
    • 面白かったのは官僚の自閉的体質は戦中の軍部システムと同じである事。なおかつその原因は日本国家の起源にまで遡ることが出来るコト。自閉的共同体の対策としての江戸幕府の北町奉行南町奉行の交代制司法機関。

また、日本国の精神分裂症の症状として外国を崇拝し、外国に屈従する外的自己と、外国を嫌い憎み、誇大妄想的自尊の中に閉じこもろうとする内的自己との分裂。またそれをもっともよく表すのが日本人の外国語修得への幻想。外的自己により、英語が必要である、英語を過大評価する習得のために最大限の努力を払おうとするが、内的自己では、英語を嫌悪し、英語を周りの世界から放逐しようとする。流行の英会話教室は、この体質をうまく利用した詐欺である。

    • その他、近代日本において、15年戦争は進路を誤ったとされている。ならば、ドコでどう誤ったのか、どうすればよかったのかを考える。ココらへん詳しくないので省略(おい)

歴史にifはないとか言う頭の固い人がいて、いたずらに歴史をつまらないものにしているが、「もしあのときこうしていたら」という事も大いに語るべきであろう。歴史において、ある事件は、もしその事件が起こらなかったとした場合に予想される状況との比較においてはじめて意味を持つのであって、ifということを考えないのなら、あらゆる歴史的事件は無意味である。

コレは面白いと思った。ガッコで習うような年号と単発的な固有名詞の暗記よりは、こういう考え方で出来事の流れとつながりをifを交えて楽しめれば歴史は面白いと思う。自分はもうアレルギー気味で歴史はキライですがね。

  • あと、米光一成サンの「仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本」も読了。読み終わったあと企画打ち上げたくなって脳みそがわくわくしてました。まあ、農家なんですがね。何の企画だ。減反政策か、もう田植えおわったっちゅうねん。
    • これも基本は「デジタルの夢でメシを食うためにボクらは!」で言っていた「アンチもったいない」が主軸になるかな?一言で言うと「アイデアを惜しみなく出していけばどんどんアイデアが出やすい環境になる」みたいな。
    • まず一章ではそのための土台を、二章では仲間集めを、三章ではメンバーのレベルアップを、四章では個々のメンバーとの連携を、最終章では、プロジェクトクリアへの技術を紹介する構成に。うあー、こういう仕事って楽しそう。「参加してる」って実感がある。
    • 「プロジェクトマップ」と「自分(メンバー)マトリクス」に共通している、A4の紙を用意して、中心に「プロジェクト名」「自分(メンバー)の名前」を書き、その周りに思いつきをぶわーっと書く。位置や分類は(・ε・)キニシナイ!! でも落とし込めるトコはより具体的に書く。って言うのはやってみようと思う。コレは色々流用できそう。「i-edit」っての使ってみようかと思って検索してみたけど……まあ、まずは手書きだよねー。なんかめんどくさそうとかじゃないよ。ホントだよ?
    • 5-11の「第三者の視点を得る!」を読んでいて、「フラワー・オブ・ライフ (4) (ウィングス・コミックス)」を思い出した。コミケで出張編集部に持込に持っていったらボロクソに貶された漫画を、別の人に見てもらい、的を射た意見をもらうってエピソード。……読み返してみたらそこまで当てはまってないな(おい)ついでに一冊読み返してしまいました。うう…やっぱりよしながふみはすごいなァ。
    • とりあえず、自分マトリクスやってみるか。