「真説・外道の潮騒」「できそこないの男たち」読了。

妙に一日中眠く、床に入って読書してたらたびたび寝落ちする。 夕餉をすませて床に入り、一冊読了したまま寝落ち。
日付が変わる直前ぐらいに目が覚めたので、コーヒーを飲みながらもう一冊読了し、また寝る。

真説・外道の潮騒

真説・外道の潮騒

まず最初に読了したもの。
告白」が「伝えるための手段(言語)を持ち合わせていない者の悲劇」だとしたら(うろ覚え)
これは「伝えたいことが伝わらない相手との喜劇」みたいなものかしら。 もう、何度言っても伝わらない。聞いてない。
そのことについて嘆いてる一文を引用すると

これまで話をしてきたことがまったく通じていない。彼らは人の話をどう聞いているのだろうか。
赤ずきんちゃんはおばあさんの家にお使いに行くために森へ入っていきました」
「へぇっ。ところで赤ずきんちゃんはなんで森へ入って行ったの?」
「おまえ、人の話、なに聞いとんねん?」
みたいなことになってしまっている。

もう、全編に渡ってこんな感じ。しかも実際は上記のように聞き返さない。その場その場になって聞いてない事がわかるので途方にくれる。
トロロントロロン徒労だなァ。

できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)

蟻の門渡りに見る進化の奇蹟。 キャバクラでおねーちゃんに披露できるエロトリビア。…もう、キャバクラはいいよ。
メスをサポートするために急遽作られたオスという生物を科学者、研究者の紆余曲折や栄光と挫折を交えながら語るサイエンス・ノンフィクション。
物語の構成や文章が上手く、普通に作家業でやっていけるんじゃなかろうかと。
とりあえず酒飲みのグルメは信用に値しないことを知りました(そこか)