「結婚失格」読了。

町山智浩の解説に惹かれて購読。

結婚失格 (講談社文庫)

結婚失格 (講談社文庫)

解説に惹かれて購入なので、著者のことは全く知らず、とりあえず離婚についての半エッセイとのぼんやりとした前情報で読み始める。
なるほど理不尽な嫁とその弁護士からのアプローチに翻弄されつつ、子供を想ってダウナーながらあがく描写に同調する。
しかし、あとがきにて、実際の事象と、その元嫁が誰かがわかってから、ちょっと違和感を覚える。 その嫁、昔、結構好きな漫画家だったからね。
そして、「真夜中のロデオボーイ」にて、著者を含めた3人の談笑の場を軸とした三者三様の随筆に、それぞれの齟齬を感じる。
最終的に、町山智浩の解説にて、蒙が啓ける。 そうか、ソレは、そういうものだった。
自分もまだ、成長できていないことに気付く。