「一私小説書きの弁」読了。
芥川賞風俗発言にて一躍時の人と相成った西村賢太の現在唯一の随筆集でありんす。
本日、夜19時から周船寺にて青年農業者連絡会の会議があったのはいいとして、21時ぐらいの帰りの電車で反対方向に乗るという失態。
筑前前原まで行ってしまい、博多駅までの電車を待ってる間を含めて、23時まで読書に専念できました畜生。
- 作者: 西村賢太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 文庫
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転じて、師とあがめる作家の当時と、当世の文学界の風潮、流行にも激しい憤りを感じられる。
自分がどう思われているか、どう振舞っているかを熟知していながらも、その立ち位置特有の笑っちゃうような居直り具合のセンスが素晴らしい。
廃刊する同人誌への寄稿に、のうのうと会費滞納を謝罪する一文をオチにするという愉快な慇懃無礼さに爆笑した。
いや、すごい作家だわ…。 あと侃侃諤諤でガクガクした。マイジョーの名前が出て爆笑した。