「ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50」
タマフル経由で手にとって読了。
ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50
- 作者: 福田里香,オノ・ナツメ
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本
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わきの甘さはあるものの、様々なフード描写がどういう作用でどういう演出効果を持つのか、ということを考えることの面白さを教えてくれる。
フード理論に限らず、何かに焦点を当てて物語を見返すと、思わぬ発見や新しい見解が見つかったりして楽しい。 自分が好きな物語のフード描写に当てはめて考えたくなる。
長嶋有の「電化製品列伝」もそうだったなー。
難点は、タマフルでは実例として作品の例を上げていたので飲みこみやすかったのに、何故か徹底して作品名を出していなかった事。
版権とか、そういう問題でもあったのかな? ジブリや映画、アニメなどの一定のジャンルをまとめて考察するような新刊が出ればより分かりやすいかも…。
ちなみにこのフード理論を物語の中で語ったうえで、あまつさえ電波ちゃんレベルの最悪な演出で使ってるのが魔法少女かずみマギカ。
言っちゃダメだろそういうのは。 金田一少年や名探偵コナンがノックス云々言いだすようなもんだよ。