「ジョージ・ジョースター」読了。

ジョジョノベライズコラボ。第3弾にして真打ち。舞城ジョジョ

JORGE JOESTAR

JORGE JOESTAR

ジョージ・ジョースターとはまたうまいトコついたなー…とか思って読み始めたら、さすが舞城王太郎
ジョジョ九十九十九とディスコ探偵をやりおった。原作を余すところなく網羅して、超ド級のスケールを突飛で緻密な整合性で埋め尽くし、完璧な舞城ジョジョを書きあげてる。
ファンが妄想するような別シリーズのボス同士の絡みやバトル、スタンド能力の関係性などが詳細に絡み合って、ちゃんとそれがストーリィをけん引していくのが素晴らしい。
カナリア諸島ラ・パルマ島にて、スペイン語で「ホルヘ」と読めるジョージ・ジョースターの物語から始まるあたり、
ラテンアメリカ文学マジックリアリズムの手法を用いているような気がするけれども、まァ、あんまりそう言うのに詳しくないので本当にそうなのかどうかは、まァ、いろいろ調べて考えようと思う。


ともあれ、ジョジョノベライズ史上、最高傑作だった! カーズの兄貴ステキ!!