北九州ボードゲーム交流会のべんばー。

なんやかんやと色々あって数か月これてなかった北九州ボードゲーム交流会。3連休の中日ということでおじさんとクルマで向かう。
行きは自分が運転して、帰りはおじさんに運転させて酒を飲むコンタンである。
行きの運転では、信号機の交差点ごとにずっと警察官が立ってて何のお大尽がいらっしゃるのかと思ってたら、駅伝やってました。 反対車線で。
え、交通規制とかしないんだ……。 なんか不思議な体験した。


2時間ほどかけて北九州につき、会場に向かう前に行きつけのカフェバーで昼食をとる。

デミグラスソースハンバーグランチ。おいちい。…………何このOL風ブログ。


腹ごしらえした後にボドゲ会に参加。 お久しぶりのあいさつもそこそこにさっそく知らないゲームをオススメされてプレイ開始。

あとで調べてみたら、どうやら元はTRPGらしい「パラノイアカードゲーム」をプレイ。
コンピュータが支配する近未来SFにて、プレイヤーたちはトラブルシュータとなり、司令塔コンピュータから与えられる指令をこなしたりこなさなかったりで
負傷したり反逆心をでっちあげられたりしながら誰かのクローンを絶滅させるとゲーム終了という近未来ディストピア。 ディックか。
TRPGが元とあって、ゲーム性そっちのけでガジェット名やフレーバーが雰囲気抜群のクレイジーさでした。 反逆者を殺すのは最高です!!


しょっぱなにプレイしたゲームが予想以上に時間がかかって手持無沙汰に。 なんとなく手が空いてる人を誘って、先日購入した「ホシリンピック」をプレイ。

各プレイヤーごとに3枚の洗濯物を干せる物干し竿をもち、一枚ずつ順番に干していく。 物干し竿には洗濯物のほかに、天候を左右する「てるてる坊主」が干せる。
「てるてる坊主」は、正しく吊るせば晴れに。逆さに吊るせば雨に天候が傾く。 そして、他のプレイヤーが物干しざおに干した(吊るした)カードの上下はカード裏の絵柄でわかる。
しかし、洗濯物の中にある「ズボン」は、必ず逆さに干さなければならない。 あのプレイヤーが逆さに干しているのは、ズボンか?てるてる坊主か? という読みがキモのゲーム。
と、言うルールと、コンポーネントと、ギミックが面白くて買ってみたのだけれども、プレイしてみた感想としてはちょっと物足りない感。
うーん……ちょっとミニマムすぎたかなァ。 物干し竿に5枚ぐらい吊るせた方がもうちょっと駆け引きが生まれたかな?
あと、他のプレイヤーの下着を総取りする特殊カード「下着どろぼう」はおもしろかった。 おいそれブリーフ。


お次に、先日プレイしておもしろかったので、前日にヨドバシで購入した「おかしな遺言 完全日本語版」をプレイ。

プレイっつって一回プレイして昨日買って開けたばっかりでインストできねーのでベテランの方にインストしてもらう。 ……ベテラン?
一心不乱に仕事にかまけ、巨万の富を得るも友人も遊びも知らずに死んでしまった叔父が残した遺言は
一族中に一定の金額を与え、真っ先に使いきることができる「遊ぶ金に糸目をつけない」親戚に、財産を譲る……と。 かくして、一族総出で我先にと散財するのであった。
アナログ、デジタルにかかわらず、たいていのゲームはリソースを増やしていく「拡大再生産」的なゲームが多い中
「与えられたリソースを真っ先に使いきる」という「縮小最浪費」?とでもいうのか、ユニークな設定が楽しい。
不動産の相場を変動させ、高く買って、減価償却で価値を下げ、安く売り飛ばしたり、船旅や宴会や観劇に、ペットや乗馬や愛人やお抱え料理人を引き連れて豪遊するという、豪気な展開!
プレイ順とカードドロー数とワーカプレイスメント数とアクション数の組み合わせに、どれを重視するか、注視するかが悩ましすぎる。 そして悩んだ末に思い思いの豪遊と消費と散財を尽くすのが楽しすぎる。 
2度目のプレイで土地ころがしに成功して真っ先に散財の限りを尽くして、見事勝利いたしました。 それでも結構横並び気味の結果になるあたり、クオリティの高い作品だと思う。
これは結構お気に入りゲームになるなー。


お次はオススメしてもらった「モンテゴベイ」をプレイ。

樽と、銀貨と、壊れた樽が描かれた倉庫の周りを、港湾人足がぐるぐると回りながら、港に泊まっている貨物船に樽を積みこみ、出向させて勝利点を稼ぐゲーム。
プレイヤーは2種類の港湾人足をそれぞれ1〜5の歩数が記されたカードをそれぞれ伏せて出し、ラウンドごとに変動する順番に従って移動していく。
移動先に他の港湾人足がいる場合は、その港湾人足が対岸へ移動する。対岸にも港湾人足がいた場合は、自分の港湾人足が後退する……。
この、ある種のバッティングのようなシステムが悲喜交々を生み出して楽しい。また、ラウンドの終わりに必ず一艘の貨物船が出港するので、どの順番でどの程度樽を積み込むかが悩ましい。
ちょっとシステムのインストが手間取るかもしれないけれど、プレイするとサクサク進むし、思わぬ展開に一喜一憂するので、パーティゲームとしても最適だと思う。
欲しかったけれども、今は取り扱ってるとこは少ないみたい。 これも面白かった。 狙った場所にたどり着けて一安心したら、あとの人に弾き飛ばされて臍を噛みました。かみまみた。
んで、だいたいイイ倉庫の対岸は厳しい倉庫だったりするのよ……。 ニクいね、このシステム……。


あと、おひらきまで時間ないねー。どうする?ってことで、サクッと終わりそうな「バン! ダイスゲーム (Bang! The Dice Game)」をプレイさせてもらう。

BANG!は……やったことなかったかな? 和風アレンジの「斬-サムライソード- 日本語版」はやったことあったんで、だいたいの概要は理解。
あとはキャラの特性と、役割を教えてもらう。 4人プレイなので、保安官と、ならず者2名と、裏切り者でプレイ。
ダイスの目によって、となりか、向かいに攻撃。もしくは3つ出すと全員攻撃のガトリンクガンと、出ると固定で3つ目で全員ダメージのダイナマイト。そして目が出るたびに蓄積されるインディアンの矢。
なかなか面白いシステムなんだけれど……4人でやるともう役割バレバレすぎてちょっと興がそがれてるのが否めない。 それはそれとしてダイスの目の出によってすぐに終わりました。
今度は5,6人ぐらいでやりたいなー。 あと正体隠匿系苦手なんだよねー。 コミュ力がね……。


そんなこんなで今回もたのしませていただきましたー。 ありがとうございました。 次もまた行きたいなー。



そして、帰りはおじさんと、お昼食べに行ったカフェバーでお酒を飲むのであった。

まずはさっと出るコロコロベーコンをつまみながらビールを飲み、ずっとお目当てだったアボカドてり焼きチキンを食す。そして飲む。

すっかり顔なじみになった店員と話しつつ、おじさんと「キャットファーザー」をプレイ。
店員さんも興味深そうに話しかけてこられました。 いや、勝手に遊んでてごめんなさい。


あ、そうそう。店の名前は「Cafe de Brique/カフェ ド ブリック」です。
シャレオツかつお手頃価格でおいちいお店です。 なんで俺はおっさんとこんな店で飲んでるのか。 女子と行きたい。


帰りはおじさんの運転で帰りました。

自分は飲んでました。 おじさんもありがとう。