起きた。

レイトショーオンリーっていうか、8時半開演だったので通常料金でした。
木曜平日の単館上映なのに意外と客入ってた。まあ、それでも十人いたかどうかでしたが。
大手のシネコンなどで客が多いとケータイ鳴らしたり、喋ってたりとマナー悪い客がいたりして噴飯モノなんですが、こういうトコだとマズそういうのがない。下手すると貸し切り状態だったりする。だから好きさ、こういう映画。
内容については、先日影響されすぎていましたが、まあ悪夢(幻覚)に悩まされる男が精神病棟に入れられる話なんです。合間合間にほとんど脈絡もなく、臓物たちがパペットアニメーションによりコミカルなBGMで跳んだりはねたり踊ったり遊んだり発情したりするカットインが入るんですが、そのBGMが現実パートに切り替わったあともしばらく流れてフェイドアウトするのが巧いコト狂気に導かれていく感じがして感心しました。いや、そういう演出かどうか知らないけども。
いやーしかし開始時に監督が「この映画は後味の悪いホラーですよ」見たいなコト言ってたんですが、うん、後味のわるーいイヤな映画でした。でも意外とストーリィが分かりやすいのでそこは見込み違いでしたわい。「ウェイキング・ライフ」とか「ピンクフロイド・ザ・ウォール」みたいなのを予想してたんで。
翌日、母親に「昨日見に行った映画は面白かったの?」と訊かれましたが……えーっと。
いや、面白いとかつまらないとか、そういうものじゃなかったよ。あえて言うなら変な映画でした。