映画レビューだけ追記。

  • とりあえずヱヴァとパンズのレビューだけコッチに。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.
今更レビューもクソもないですが、面白かったですわ。TVアニメ版見てなくても支障ないんじゃないかな?ストーリィ的に。まー深い考察なんざいたるトコで行われているので個人的な雑記をば。
  • 客が少ない時期を狙って、大型シネコンの上映回数が減ったころに行こうかと思い、先週が一日三回に減った週だったんで行く気満々だったんですがヤボ用が出来て断念。んじゃ、今週はーとか思ったら一日二回ですよ。減るの早!(笑)朝と夕方のみかよ。だったら朝のほうが少ないだろうと9:45分の回に行ったんですが、さすがは日曜のキャナルシティ、普通にチケット売り場並んでるがな。まァヱヴァはそこまでいなかっただろうけど……って言うか、こいつ絶対ヱヴァ見にきただろうってのは結構いました。そして当たってました。 あまりスクリーンと席のあいだに人がいるのは好きじゃないので前のほうで。上映回数も少ないからかソコまで大型のスクリーンじゃないので充分リラックスできる席に。ただ入場したのが早すぎて多少回りに人が増えたけども。とりあえず後ろに女子中学生が独りでいたのと、小学生低学年の男の子とお父さんっぽいのが横に。アトは気にならず。この親子は正しい日曜日の映画鑑賞って感じででっかいポップコーンとコカコーラを持ってました。……まァいいけどね。大衆映画だし。(嫌な言い方)
  • 上映中の注意をシーマンがやってました。さすがセガワールドと提携してるなァ。そういえばあまりマナーの悪い客はいなかった(もしくは気付かなかった)なァ。あと最近ドコの映画館でも盗撮禁止の映像が流れるんだが、毎回ハンディカム頭の怪人がパントマイムすると言うよくわからない映像。他に思いつかないものか。NO MORE映画泥棒。
  • んで予告編。バイオ3はもう知らない作品でした。どういう設定になってるんだ。あと「地球に隕石が落ちてきて、小さな村で人々がどんどん死んでいく」って映像が流れて、最後に「エイリアンVSプレデター2」ってタイトルが出たとき、後ろから「あ、やっぱりエイリアンVSプレデターだった!」って声が。………えーっと、確か独りで見に来てるはずの女子中学生ですね。怖いですね。「オラ、ワクワクしてきたぞ!」ですね。勘弁してください。 アト印象に残ったのは「プリキュア5」の初映画。あーコレがプリキュア5かー、ホントにガチで殴りあうんだ、すごいなー。とか「おジャ魔女どれみ」のおかげでこういうのにも耐性が出来ました。となりの親子が「お前こんなん見らんとや?」「こんなん見らんー!」とか微笑ましい会話してました。和みますね。わが身を省みますね。鬱死。でも、演出として、来場者にペンライトみたいなのをプレゼントして、劇中でプリキュアがピンチになった時にマスコットキャラがライトアップを促して、子供たちがライトを照らしてプリキュアがパワーアップ!!ってのは面白いと思った。「ミラクルライトはお子様のみ(中学生以下)の配布となります」なので大きなオトモダチは参加できないみたいですが。残念ですね。
  • さ、余談はそれくらいにして本編ですわ。ミサトさんのクルマって青かったっけ?とかどうでもいいコトに目が行きましたがそれはいいとして、ヱヴァに乗れ→ヤダよパパ→レイ登場→逃げちゃダメだ→乗ります!まで来て、またも後ろから「ああァ!」と嘆息が漏れ聞こえりけり(何だそりゃ)頼むよ女子中学生。お前は直撃世代じゃないだろう…と思ったけどよくよく考えたら年齢的にジャストミートなのか。……えーと、がんばれ。 閑話休題、レイは相変わらずエロいですね。フェティッシュなエロさですね。となりの男の子のヰタ・セクスアリスの目覚めになることでしょう。ほーたいで、まっしーろなー、しょーじょえがーいたー(by筋肉少女帯) あと全体的にギリギリ感が増えてませんか?サキエルの足ギリギリのミサト車とか、初号機の手ギリギリの男の子二人とか。元からかな?今DVD手元にないのだよ。(変わってないってさ)
  • 使徒戦はやっぱり劇場ってのもあって楽しい。初っ端サキエル戦の全兵装攻撃で笑った。好きなんだろうなァ、戦闘機。コレでもか!ってくらいどっかんどっかんいってたよ。あと、冒頭でいっぱい直立してた電車って何か元ネタあるんだろうか。ウテナを連想したんだけど。パンフレットに庵野監督が「つられたミニチュアを引っ張っているように見せろ」って言う指示があったってあるんだけど、コレ、サキエルの移動シーンですね。コレも特撮っぽくてよかった。んで初号機出撃時の拘束具解除のメカCGも最高。ガッコンガッコンいってた。他にCGで興奮したのはビルがはえてくるエピソードとラミエル戦の兵装ビル。巨大ボルトとか屋上クレーンとかキュインキュイン動くのがもうたまりません。あ、あと「センターに入れてスイッチ」のヴァーチャルトレーニングもすごい事に。キュインキュイン言ってました。キュインキュイン。
  • んでまァ特筆すべきはラミエルですよねー。リボルテックスレで使徒出して欲しいって声が上がるたびにラミエルはオチになってましたが、今回でまったく正反対の理由でリボ可無理であることに相成りました。ヤシマ作戦が俄然ヒートアップしてて、それまで手すりにおいていたコーラに顔近づけて飲んでた隣の男の子も見入ってましたもん。終わったあとはソッコーで飽きてましたが。自分に正直ね。しかし零号機はまったく目立ちませんでした。シールドも一新してるけどもほとんど映らず。いいのか。
  • 終わったあとも皆、予告編があることを知っているのか誰も立ち上がりませんでした。でもやっぱり隣の子供は飽きて後ろキョロキョロしてましたけど。「おとーさんなんで帰らんの?」的な雰囲気でした。ガンバレ少年、あと2,3分だから。多分。予告編についてはとりあえずまた消滅する四号機に笑った。お前は富竹か。
  • おもしろーい。あと所々グッときました。ふふ、二十代でも未だに少年の心は忘れねーぜ。カヲル君のセリフでループ説を思いついたらそれ以前にも多数伏線張ってあってむしろ気付くの遅い俺。ハズカシ。って言うか、むしろ定説に。
  • 余裕があったらもう一回ぐらい見たいなー。
パンズ・ラビリンス
うって変わってマイナーメジャー映画。何かミニシアター系にしては上映期間が長いんですけど、そして日曜昼だからか客も多いんですけど。やっぱ日曜は避けるべきだわ。
  • さて舞台は内戦真っ只中のスペイン。軍のこわーいファシスト軍人と結婚したおかんにつれられて山奥の駐屯地で暮らし始めたオフェリアは森の奥に牧神(パン)の潜む迷宮を見つけます。夢見がちなオフェリアは迷宮の奥の地下遺跡の中で物見たパンと出会い、自分が地下の魔法王国のプリンセスの生まれ変わりであることを告げられます。王国に帰るために3つの試練を課せられたオフェリアと彼女を取り巻くファシズムレジスタンスの反乱。虚実入り混じるふたつの世界は果たしてどちらがファンタジーなのか…。
  • …みたいな。何か、よくジブリ作品と比較されて確かに「千と千尋」との共通点も少なくないけど、政治史実描写が濃いのであまり連想しない。また、「少女が大人になるためのイニシエーション(通過儀礼)」なんて紹介してたけど、むしろ逆でしょ。少女でいつづけるために魔法の王国への試練に挑んでるんだと思う。
  • とりあえず特筆すべきは少女ですよ少女。予告編でなんていうんだろうアレ、ノースリーブ?キャミソール?肌着一枚でダンジョンに向かう一枚絵があってそれ目当てで行ったんですが(オイ)ソコのエピソードが「古い巨木の底に潜むカエルを倒せ」ってミッションで、ちょうど歓迎会がひらかれる前でおニューのドレスとエナメルの靴に着替えたアトにソコに行っちゃって、巨木の前で靴がドロだらけになってることに気付いて、ドレスを汚さないように脱いで枝にかけ、キャミ一枚でドロだらけの洞の中をハイハイで探検するんだけど、その場の泥のぬかるみ具合とか、コブシほどもあるダンゴムシが腕を這ったりとか、出くわした巨大カエルが舌を伸ばして頬や手を粘液だらけにしたりしてもう、エレクト寸前でした。すみません嘘です。
  • あとパンやペイルマンなどのゲテモノクリーチャーと少女の組み合わせでキュンキュンしていたんですが、一番のモンスターはオカンの再婚相手のファシスト軍人でした。いやー、容赦も躊躇いも慈悲もない。そしてえげつない。尋問半分に殴り殺すは撃ち殺すは、男女平等に拷問かますは、挙句の果てには自分で自分の傷口を縫う始末。最後のはさすがに笑った。スパイの女性に口から頬を切り裂かれるんだけど、後に鏡見ながら自分で縫ってんの。痛さに顔しかめながら…いねーよ!そんなヤツ!! でも父親の死んだ時間を残した懐中時計をいつも身につけコトあるごとに眺めたり、胎内の子供を男の子と決め付けていたり、妙に人間臭い。そこら辺の解離性が下手なクリーチャーよりもファンタジック。
  • とりあえず一番の萌えキャラはツンデレ牧神パンでした。耳がぴくぴく動くのが可愛い。
  • ついでに結構コミカルなショットでのってたペイルマンが残虐だったのでそれはそれでショックでした。