新房信者。

ゴッグを作りながら「俗・さよなら絶望先生」の第二話を待つ。第一話ではAパートで10分近く単行本カバー折り返しのニセあらすじをオリジナル交えて再現するという演出(演出)に非難ゴウゴウ喧々ガクガクだったので、さて今回はどうなるものかと待っていると…。
予想以上でした。Aパート、内容自体はいつもどおりの絶望先生だったんですが、まず第一に声優が全てポロロッカ語を喋っております。インディーズバンドのB−DASHの「適当めちゃくちゃ語アドリブ」とか、ラブデリック作品の「moon」や「ufo」みたいな感じです。これ、台本なんて書いてたんだろう。ケンドーコバヤシのネタであった「変態結婚式」でのとある変態からの電報もこんな感じでしたね。 んで、まァつまりは何言ってるかわかんないわけですよ。それで下に字幕がついてるわけですよ。「あー、なんかよくわかんないけど、そういうネタで、字幕見ればいい訳ね」とか思ってたら、字幕は字幕で別の話なんですよ。別の話っていうか、これまた適当な字幕なんですよ。一応映像とシンクロさせてはいるんだけど、内容が全く違う。うわーい、意味わかんねー。とりあえずAパートはずっとこの演出で。んで、Bパートでやっと普通に戻る。そのパートのエピソードが「過剰装飾」って、それAパートのこと?みたいな。 確かに一期でもAパートで「原作通りに作れば面白くなくても原作のせい」っていう「原作通り」エピソードをやって、わざとBパートで全く原作と異なる演出&超展開をやって、投げっぱなしにしたけども……これはねーよ。やっぱり非難ゴウゴウだよ。


大好きですけどね、こういうの。
って言うか、これ、すごくない?原作のエピソードがあって、セリフはナニ言ってるのかわかんなくて、字幕ではまったく別の超展開が行われてんだよ?一つのエピソードで3つの情報が同時に発信されてんだよ?ちょ、情報処理能力の限界だって。デカルチャーだって。アニメの解体だって。ナニ言ってるかわかんないって。そんでもって「過剰装飾ってあるよね」って次でしれっと言ってるの。1エピソードに対して1エピソード使ってツッコミいれてんだよ。んで、「なんだよコレ、1期の方が面白かったよ」って思うと、Cパートが「1旧さんエピソード」で「古いものほどありがたがる」って内容のエピソード。今度はこれで開始2回目で二期への批判を自虐してるって、なんじゃそりゃーってなる。


さらに原作では、作品に対して裏読みや深読みをした場合、作者もそんなこと考えてないのにこじつけられても…って言う「闇の法廷」エピソードがあるので、何を考えても「ん、まぁ」ってなっちゃうので、ダメ出しをしようとすると全くもって身動きが取れません。唯一できるのは自虐、嗜虐、諧謔しながらこれってこうじゃねー?ってゲラゲラ笑いながら楽しむしかないと。


さー、次はどうなることやら。