「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」鑑賞。

今日こそは仕事が早く終わらせられたので昼過ぎから天神へGO。
軽くまんだらけで「ネギま!?」のDVDの値段確認したり、アニメイトによってガチャガチャのもやしもんマグネットがなくなってて入り口で引き返したりして映画館へ。
上映前にケータイの電源を切ろうと思ったら、ちょうど知り合いからの着信アリ。あ、ここんトコ2回も着信に気付かなくてあえなかった彼だよ。今回も会えませんでした。残念。


んで感想ですが、いやー、面白かったですよ。「ノー・カントリー」よりは理解できた(笑)
主人公は石油掘って一発当てるヤマ師のおいちゃん。ダニエル・プレインヴュー。そして連れの子供、H.W.名前がアルファベット二文字って何だ。
ある日、「誰も知らないが、ウチの牧場には石油がありまっせ」とタレコミに来た青年の土地へ、ウズラ狩りのふりをして調査しに行く親子。
そしてウズラ狩りに夢中になってる子供が足を滑らしたソコには、先日起こった地震によって滲み出してきた石油が…。
確証がもてた主人公は何も知らない牧場主に、土地を安く買い叩こうと商談を持ちかけるが、牧場主の息子にして、タレコミ青年の弟であるイーライが石油のことを見透かして、口出しをしてくる。さらにはこのイーライ、生涯にわたって主人公の宿敵となるカリスマ宗教家でもあった…。
といったあらすじ。ちょっと色々かたよってるが。


んで、このカリスマ宗教家イーライが笑えるっつーかなんつーか。地なのか計算なのか、やたら扇動的なミサを行う。「悪魔を祓うには声をあらげてはいけない…ささやきで悪魔を追い払うのだ」とか言いながらミサに参加してる老婆に「アナタの腰が悪いのは悪魔が棲みついてるからだ。今祓ってあげよう…悪魔よ…さるがいい…なんたらかんたら…悪魔よ…!…消え去れ…!!…うんたらかんたら!悪魔よ!立ち退くがいい!!!」って、ちょっとセリフ覚えてないんだけど、だんだんトランスしてきて叫びながら身振り手振りで悪魔祓いして、もうなんかの演劇みたいになってんの。んで「悪魔は去ったぜイエー!」みたいなこと言って、信者達が「ワー!!!」って…ワーじゃネェよ!叫んじゃダメなんじゃねーのかよ!と、なんつーか宗教のカリカチュアみたいな感じでした。
んで、とある事情で主人公がガッツリ落ち込んで仕事してる時に、コイツがノコノコ現われて「最初にこの土地を売った金はいつもらえるんだ」みたいな事を聞きに来るんですが、もともと好かれてなかった上に気が荒んでる主人公にブチ切れられてボッコボコにのされます。なんというKY。


あと、主人公親子がレストランで食事をしている時に主人公が酔っ払って息子の前で、たまたまその場にいた同業者にからむシーンがあるんですが、酒乱を父親に持つ息子としてこのシーンにはかなり感情移入してしまいました。遣る瀬無いよねー、こういうときの子供の心境って。


また牧場主の家族で、一番下の妹が洋ロリで可愛いんですが(ォィ)物語の中盤ぐらいで10年の時が流れて、さっくり成長してしまいました。泣いた。


ラストシーンは最高でしたね。最早コントの域でした。「I drink youre milkshake!(テメーのミルクシェイクを飲んでやる!)」ズルズルズルー!最高でした。
この監督の作品、初めてなんで前の作品もみてみたいなー。「パンチドランク・ラブ」か「ブギーナイツ」が見たいかな。