「正直書評。」読了。
今週末に百道浜で行われる豊崎由美氏(通称トヨザキシャチョー)のトークショーに姉に誘われ出席することになったので
最新刊の「正直書評。」を姉から借りて読了。シャチョーの本は「そんなによんで、どうするの?」とメッタ斬り!を何冊か読んだ経験が。
いや、面白かった。困ったことに。
なにが困ったかって読みたくなる本が鬼のように増えるんだよう!しかも半数が海外文学。翻訳モノは読むのに時間がかかるんだよう。
あと、やっぱり酷評が面白い。罵倒のバリエーションが豊富すぎです。ですわい。
桜井亜美は思春期に好んで読んでいただけにハリのむしろですよ。当時はアレがカッコイイと思っていたのだよ。…思ってたかな?
年代別に見て行って、自分が読んだものをぬきだしてみる。
- 2004年
- 奇術師
- シュノーたんの影響で拝読。終盤でエー!ってなった記憶が。後に映画化されてたが未見。
- 宗教が往く
- サブカル少年だった当時(少年?)読んでぶっ飛んだなぁ。後に同じ大学出身であることを知って二度びっくり。自分は中退したけど。
- ケルベロス第五の首
- やっぱりシュノーたんの影響。すごい小説ってのはこういうことなのかと痺れた。あときっと完全には理解できてないことを理解できた。読み返せっつーの。
- 2005年
- 電波男
- 死ぬほど共感しすぎてあわてて一歩引いて、それでも心酔してしまったヲタ必読の書。ガチヲタ度が高いほどシンパシー値上昇。テレビに出てオタ芸とかほざいてるやつは熟読しる。
- 2006年
- デス博士の島その他の短編
- シュノー(ry 大体海外作品はシュノーたんの影響。これまた再読精読必須の読書の極み的な本。 なんだ読書の極みって。
- 存在の耐えられない軽さ
- サブカル気取りでうっかり購読するも、まったくピンとこなかった。シャチョーの言うとおり時代背景を踏まえるべき作品。いつか再読しよう…。
- きつねのはなし
- モリミー作品の中で異色の短篇集。他作品の印象をリセットして読むべき。秋の夜長にうってつけ。
- 2007年
…びっくり。何一つかぶってない……。桜庭一樹の「私の男」は読むかどうか迷ったんだよなー。赤朽葉〜で止まってたよ。
- 2008年
- ディスコ探偵水曜日
- つい最近の作品ですな。やっぱ舞城はすごいわ。ゴイスー。年に一冊ぐらいの濃度でお願いします。まさかの前後編。
こうしてみると全部高評価な作品でほっとするような、寂しいような。 たまにはくだらない本でも読もうかな(失礼)
あと、ジュンちゃんへの果てしない愛を感じたよ。前後編吹いた。ブックオフで愛ルケ買うかな…もったいないかな。
- 作者: 豊崎由美
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