「がっかり力」読了。
今日、明日と父親のかわりに出荷なので、あいた時間で消化消化。
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: 新書
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1冊目は電波男の焼き直しだったからスルーしたけども、2冊目のケータイ小説考察は面白かった。
んで、今回はまた新しいターム「がっかり力」を引っさげて登場。
人生に立ちふさがる様々な「がっかり感」 それに立ち向かい、争おうと人は「カリカリ」する。
だがしかし、四方八方、むやみやたらに「カリカリ」すればいいってものじゃない。
たまには「がっかり」を受け入れ、諦める。そういう「がっかり力」を養おう。
といったような話。
一番わかりやすいたとえが、ガンジーの「非暴力、不服従」
非暴力=がっかり力、不服従=己の中に、譲らないカリカリ。
この「譲らないカリカリ」ってのは飽くまで自分に対してもので、人に押し付けてはいけない。コレ重要。
まァ野球やら歴史やらで色々とわかりやすく教えてくれるんですが、この著者のファンとしては最終章のがっかり自伝が一番面白かった。
今までの著書でも著者の半生のがっかり具合は描かれていたのですが、それから「電波男」を書いて、それなりに名が売れて本が出るようになったあとのエピソードが面白い。
ファンとか言いながら、論評本以外は碌に買ってないんですが、「ライトノベルの楽しい書き方」シリーズは買ってみようかなーと思いましたい。