「クリプトマスクの擬死工作」読了。

今日は父親の代わりに朝市で出荷に向かう。眠くて道中デンジャラスでありました。

クリプトマスクの擬死工作 (ノン・ノベル)

クリプトマスクの擬死工作 (ノン・ノベル)

命と同等の価値のあるものを盗む“ペイパーカット” その舞台として、とあるカリスマ映画監督の未完成の遺作をめぐる状況が展開される。
映画とは、ひいては創作物とは何なのかを模索する。
創作物としては、思いが伝わらない表現者がその思いを込めて捜索するものとしての側面が、
制作の過程としては、世界を形作る工程の比喩として、映画という作品は取り扱うことができる。
また、演者はそれぞれの思惑でその舞台に立つことができる。


複数の思惑が立場の垣根を交錯しつつ生み出される「映画」というものは、それはそのまま世界の縮図になりうるのかもしれない。



とか。