「TENGU」読了。

島秀雄監督のヒデラジ内のコーナー「おとなの本棚」にて取り上げられていたので興味を持つ。

Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)

Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)

26年前の寒村にて起こった凄惨かつ奇妙な事件に再び挑む引退直前の中央通信記者。
過去の記憶と現在からの捜査が交互に綴られ、開かされる驚愕の真実とは……。


厭世的な寒村による横溝ミステリ的な回想パートと、捜査が進むにつれ社会派ミステリ色が濃厚になる現代パート。
そして、眉唾な方向へと物語が向かっていくか……と、ページを読み進み、ラストに開かされるアクロバティックかつショッキングな着地点!!
いや、これは凄い! しびれるラストでした。 帯に書いてある「類い希な恋愛」は……まァ、言われてみれば…。