「イキルキス」読了。
これでもかと新刊を連続刊行する舞城王太郎サマー。何故まとめたし。
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/17
- メディア: 単行本
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何事にも範囲と限界がある。そのままにしておいても育つものは育つし変わるものは変わる。
自らの行動による成長、進展、進化はすべて正しいのだろうか?
変化への選択を自覚し、よく考えて選びとらなければならない。
セックスすること、愛すること、生きること、人間が好きな全ては、結局のところ鼻クソご飯だ。子供が鼻クソを好きになるのと同じ衝動が、俺たちをセックスや愛や生きることのすべてに駆り立てる。
誰もがプリミティブな衝動を抱えて人は生きている。生きることのすべてに駆り立てられる。
その衝動は多岐にわたり、表層も千差万別で、善し悪しも様々で、だからこそ、その衝動を知り、分別をつけることを知らねばならない。
生きることへの物語の役割を紡ぎ続ける舞城作品。 流れるような文体に一気通読してしまうけども、何度も読み返して、物語を消化していきたい。