「続 夕陽のガンマン」鑑賞。

レッド・デッド・リデンプション【CEROレーティング「Z」】 - PS3」の予習として買って積んでた西部劇映画。

同年代の西部劇映画を2本ほど見て思ってたのが、スクリーンいっぱいに広がっていたのであろう、ランドスケープ(風景)を映しだす映像が印象的。
絶望的に果てのない砂漠や、未開拓を象徴する荒野、終盤の墓地などの「広さ」を印象付ける演出が際立つ。
反面、緊張感あふれるアクションシーンや、クライマックスの決闘シーンのカメラワーク、カット割りがいい緊張感を生み出している。
さらにエンニオ・モリコーネによる劇伴が雰囲気を盛り上げる絶妙な音響効果を演出している。
160分ちょっとと、わりと長い上映時間も、細やかに描かれる笑いや涙のエピソードでまったく飽きさせない構成にしている。
ブロンディとトゥーコの逆転劇やトゥーコの家庭事情。南北戦争の悲喜交々など、あちこちに物語が破綻しない程度のフックがちりばめられている。
クライマックスの決闘からラストまでの一連の「西部劇」的なイカした演出は2時間半の鑑賞を後悔しないぐらいのご褒美的なエンターテインメントで締めくくられる。


「西部劇」として、申し分のない映画だった。 いやァ、満足満足。