ファミリーゲームズ来訪。

水曜日にアナログゲーム会を終えて、次までになんか買うかなーとパソコンを立ち上げたら
九州唯一のアナログゲームショップ「ファミリーゲームズ」から今月いっぱいで閉店するとのメールが。衝撃を受けてアナゲ知人とふたりで最後に欲しいものを買いに行こうと示し合わせる。


午前中に用事があったので、昼から出発。15時ぐらいに到着。
閉店セールで、通販の注文が殺到してるらしく、忙しいさなかに、それでも色々と面白そうなゲームをプレイさせてもらう。

自分が水曜に集まってプレイしてて楽しめるゲームとしてオススメしてくれた「Tohuwabohu: Für 2-4 Spieler
3色のブロックと3色のコマ、そしてトリコロール模様の三角と四角のタイルが無造作に置かれたプレイマットがゲームフィールド。
プレイヤーそれぞれ3段階の難易度のお題カードを規定数持ち、ランダムでめくっていって15秒以内に積み上げる。時間がきたらそのまま次の人に回す。
運が良ければ前の人が積み上げたモノを利用して自分のお題を簡単にクリアできるのが熱い。
って言うか、自分がクリアできずに積み上げた状態が、そのまま次の人のお題をクリアしてて掻っ攫われた……ちくしょうめ。
また、自分のお題のために前の人が積み上げたものを盛大に崩したり、上半分を持ち上げたりと、ダイナミックな行動が面白い。 買うわ。

次に、名前だけは知っていた「魔法にかかったみたい (Wie verhext!) カードゲーム」が店頭に残っていたので、試しにプレイさせてもらう。
プレイヤーは魔女となり、草の汁、オオカミの血、蛇の毒を手に入れ、勝利点となる魔法の薬を作りだす。
まず、12枚の役職カードから5枚を選び、スタートプレイヤーから1枚を提示して、アクションを行う権利を宣言する。
残りのプレイヤーは順番に同じカードがあれば手札から出し、アクションを行う権利を剥奪するか、利益は低いが権利を放棄して支持するかを選ぶ。
スタートプレイヤーは他の人が持ってないものを予想してカードを選び、そのほかの同じカードをもったプレイヤーは、自分よりあとの人がそのカードを持っているかどうかを考えて、剥奪するか指示するかに悩む。
最初は自分の利益優先で得しそうなカードを選ぶも、周りも同じことを考えているので、スタートプレイヤーから一番遠い順番のプレイヤーが得をする。
すると他の人の状況を視野に入れ、なるべくかぶらなそうなカードを選ぼうとするも、意外なところで横取りされたりして……。
と、読み合いをしだすと途端に、まさしく魔法にかかったみたいに面白くなる。 魔法の薬を作る際に、材料を一つ追加すると、勝利点が一つ増えるのが地味に強い。
これもなかなか面白くて衝動買い。 って言うか、まァ、ネームバリュー的に遊ばせてもらう前から購入物に積んでたけれど…。

次に、船のミニチュアが凝ってる「海賊免許 完全日本語版」をプレイ。
プレイヤーの手には2〜7点のお宝カードと、底面に刻まれたマークでのみ見分けられる商船と海賊船。そして3発の砲弾。
プレイヤーはそれぞれの手番に、宝を積んだ船を出港させる。出港させた船を入港させて、得点にする。自分以外の船を砲撃する。のどれかを選べる。
砲撃した場合、相手が商船ならば砲弾を消費して、商船を沈めて宝を奪えるが、海賊船だった場合は撃ちこんだ砲弾は相手の得点となるり、相手の海賊船は無傷。
相手の船は商船なのか、海賊船なのか。自分の船の出港させるタイミングは、入港させるタイミングは……という、ブラフと読み合いのゲーム。
コンポーネントは魅力的ではあるけれども、出港する際には得点の高い6,7点の財宝を海賊船に積むだろうから、あとはそれがいつ来るか、どう砲撃を誘発するかが鍵……なのか?
ちょっと運の要素が強いかな……コンポーネントはかなり良かった。底面のマークが着脱可能で、船の造形に癖があってもすげかえられるギミックも良かった。

別のお客さんが色々と勧められてて、手に取った「お先に失礼します」を勧められ、プレイを勧められていたので、自分も気になっていたのでまぜてもらう。
6人の社員と、4,5種類のお仕事(残業)を次々と押しつけながら、たらい回しの末にお先に失礼したいという、残業支援系ランキングトークバラエティゲーム……支援系云々は関係ない。
タイル1枚を1時間の残業という設定でプレイして、一瞬の判断ミスで結果12時間の残業を押し付けられてぶっちぎり敗北。
その後、イラストのキャラクタたちが社長から派遣社員までの役職が振り分けられてることに気付いて「社長が電話取るのかよ!」「派遣がそんなに残業したら訴えられるだろ!」と、関係ない話題で盛り上がる。

最後に、以前いただいた店長自作のアナログゲーム「プロフィット」をインストしてプレイさせてもらう。
プレイヤーは競り用のコインと、1〜9の6色のカードから初期手札をもち、ゲームスタート。競り主を決め、山札から3枚のカードを引いて、1:2のに分けて場札とする。
自分以外のプレイヤー達で競りを始め、競り勝ったプレイヤーはその分のコインを場に出した状態で、分けられた場札の選択権を競り主が選べる。
競り主が選択権を得る場合、競ったコインは競り主以外で分配。競り主が競ったコインを受け取ったら、競り勝ったプレイヤーが選択権を得る。
競りが終わったら、競り勝ったプレイヤーから、手札の中に勝利点となる役があれば、それを消費して得点を手に入れる。
カードの配分、競り、役作りと、一つのゲームにいくつものゲーム性が詰め込まれてる、よくできたゲームだった。
水曜のゲーム会でできるかな…これ。


ゲームのプレイや、ゲーム談義、購入物の選別などであっという間に時間がすぎ、気がついたら21時に。おおう…今回知人の運転だからって長居しすぎた…。
4万ほど買いこみ、全品3割引きだったので、1万2千円ほど割り引いて購入。おおう……。
短い間だけれども、お世話になりました。 天神とかに店ださねーかな…(勝手な…)