「灼熱の小早川さん」読了。

田中ロミオ読み切り2作目。

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)

某ラジオにて大体のあらすじ知っちゃってたけど、それでも面白かったなァ…。
やっぱり思春期の少年少女が詰め込まれている教室というところは恐ろしいものであるよ…。
同調圧力と言う空気が量をもって圧し掛かってきた時の、個々の意識と責任感の薄さと、重圧を受けるマイノリティの恐ろしさ…。
孤高の堅物ガリ勉委員長なヒロインが可愛くて愛おしくてたまらない。 水着のくだりでギャーッってなった。
しかし田中ロミオカタルシス展開が素晴らしいなァ。


吹きだまった思春期の集団の爆発力は、恐ろしくも楽しくも、そして、羨ましくもある三十路の夜であった…。