北九州ボードゲーム交流会。

昼過ぎに家を出て、14時ごろ到着。 ホントは午前中から出かけたかったけれども、昨日の今日でまァ寝るよね。


到着してさっそく勧められたのは、ライナー・クチツィアせんせーの「メンバーズオンリー

世間のあらゆるものを賭け事の大賞にする英国の紳士淑女の皆さま方が、雨が降る日数や、皇室のスキャンダル、止めさせられる議員の人数などを予想しては賭けてゆく…。なんかそんな設定。
ルールは、傘、新聞、紅茶、ビッグベン、帽子の5種類のカードをランダムに配られ、自分の手番にそれを2枚ずつプレイ。
5種類のカードにはそれぞれ一枚ずつ、既に出されたカードを一枚キャンセルさせる拒否カードがある。
プレイした後は、それぞれの最終カード枚数が1〜4枚以下、もしくは5〜8枚以上のどれかにかけることができる。 もちろん、当てにくい数ほど倍率が高い。
賭けるチップは、通常のチップと別に、2倍チップがひとつ、通常チップを2倍にする補助チップが一つ。2倍チップと補助チップを組み合わせると3倍チップに。


最初のラウンドはカードのプレイ無しで、補助チップを使って賭ける。 最後のラウンドは、賭けることができないが、手札が3枚残るので、一枚を捨てて、残りをプレイする。
最終ラウンドが終わったら得点計算。それぞれのカードの枚数と、それに該当する数に置かれたチップと倍率を計算して、それぞれのカードに対応したスコアボードに得点を加算していく。
補助チップ以外は賭けに外れると失われるが、終了時に手持ちに一つ以下だった場合は全て戻ってくる。


スコアボードの5種全ての5点以上に得点マーカーが置かれたらゲーム終了。また、10点以上は加算されない。
そして、5点未満の点数は全てなかったことになると言う。 5点以上の得点を加算して、一番高得点なプレイヤーが勝利。めでたく会員制のクラブに入会できると言う。なんかそんな設定。


シンプルながら、運と読み合いが交錯する熱いゲームだった。あと賭けの対象がエスプリちっく。「いやー、けっこう雨降るんじゃないんですかねー」とか「そんなにお茶こぼさないでしょー」とか、何の話だ。
最初に配られた自分の手札が極端であればその項目に強気でかけられるのだけれども、ハンパに満遍なくそろっちゃうと賭けに困るという…。
なんかうまくいって、あれよあれよと3つほどスコアがカンストするも、残りの項目の手札が来なくてなかなか当てられず、そのあいだに他の人が追い上げてくると言う…。
でもまァ、なんだかんだで逃げ切りました。 ふ…あれかな。高貴なオーラが勝利の女神を微笑ませたのかな。 なにいってんだ。


お次に遊ばせてもらったのがドタバタ感のある自転車レースの「自転車便

各プレイヤーごとに複数の自転車コマと、自分のダイスを持ってスタート。 ボードには補給ドリンクがもらえるマスと、マンホールが点在する。
このマンホールが愉快で、止まると後ろのマンホールまで流されてしまう。しかも後ろのマンホールに別のコマがいたらさらにその後ろまで流されると言う…。
補給ドリンクには色々と用途があり、自分の手番でダイスを振る前に使うと、ダイスの数が増えて、出たダイスの目を選ぶことができたり、加算したりできる。
あと、マンホールに落ちそうになった時に使用すれば落ちずに済む。 逆にマンホールに落ちた際、何故かドリンクが補給される。 どういうマンホールだ。上水か。
また、このゲームのだいご味として、同じマスに止まってるプレイヤーとの競走を選ぶとそれぞれのプレイヤーのダイスを預かって一斉に振り、出た目の好きなダイスを選べる。
選ばれたプレイヤーは一緒に進める。 出た目の合計ではなく、出た目を選べるというのが面白い。
競走でなくても、同じマスに止まっていたコマが進んだ後に補給ドリンクを使えば、同じマスまで進める追走もある。


一見、協力し合う雰囲気の競走から、じりじりと他プレイヤーを出し抜いていく感が楽しい。
また、ゴールは8マスあり、先に到着したコマから前に詰めていくのだけれども、ゴールした数が同じだった場合、最後尾にゴールしたプレイヤーの勝利になると言うジレンマシステム。
先走ってゴールしても勝てるとは限らないのが痛し痒し。 ただ、3コマゴールしたプレイヤーがいたら自動的にそのプレイヤーが勝利すると言う。


かなりいい感じで後方に2コマ入れたのだけれども、一番最初にゴールしたプレイヤーがこれまた最後にゴールして勝利をかっさらって行きました。惜しい…。
複数のダイスを振って、出た目を「選ぶ」というシステムの為に、ゾロ目が出るとかなりくやしい。しかも出た先がマンホールだったらさらに…。
そういう場合、他のプレイヤーを道連れにして一緒にマンホールに突っ込んだりという場面も。
また、マンホールには落ちるけれど、ダイスを振った位置よりは先に勧める場合、わざと落ちて補給ドリンクをもらうと言う戦略も。
ダイスの目の一喜一憂と、その使い方で考えるという、なかなかいいゲームだった。

あと、自転車コマがそれぞれ形とイラストが別になっててかなり凝ってて可愛い。


今度はダンジョンズ&ドラゴンズのワーカープレイスメントゲーム「D&Dボードゲーム ウォーターディープの支配者たち」をプレイさせてもらう。

D&Dの基礎知識がなくてもまったく構わないのだけれども、知ってる人の盛り上がりが超楽しそうだったので、そこらへんちょっと気になるのであった。でもなァ…重いんだよな…。
それはともかく、各プレイヤーは都市ウォーターディープにて、エージェントを介して冒険者を雇い、ミッションを遂行させ勝利点を積み上げていく的な。
ワーカープレイスメントということで、エージェントを送り込めるのは、戦士や魔法使い、僧侶を雇えるトコ、ミッションを請け負うとこ、お金稼ぐとこ、建物を建てられるトコなど。
また、お金を払って建物を建てればそこが新しいアクションプレイスになり、他プレイヤーがそこを使用するとなにがしかのメリットがもらえる。
さらに、陰謀(intrigue)カードというアクションカードがあるのだけれども、この中にある「強制クエスト」が凶悪。
様々なメリットを見込んでミッションを確保してそのための冒険者を確保している中、「強制クエスト」をぶち込まれると、まず先にそれをこなさなきゃならなくなる。
しかもクエストはラウンドに1度しか達成できないので、かなりのロスを食らうことに…。


序盤、すごい勢いで陰謀カードとクエストカードをゲットしていたプレイヤーが、その動きの派手さに目を付けられ、2,3枚ほど強制クエストを食らわされた結果、最下位になっていた…恐ろしい。
自分も終盤に、3位から抜け出すために最後にクリアしたいクエストが、2位のプレイヤーから抜かれたくないからという理由で強制クエストを食らわされて、もずくの泡に……酷いよ!!


コレは繰り返しプレイしたいなー。 思ったより重くなかったし。 しかし、和訳シールやらの作業を考えると、購入にはちょっと二の足を踏むな…。
またやりたいなーコレ。


最後にドイツの鉄道ゲームという、直球なタイトルの「ジャーマンレイルウェイ」をプレイ。

8種類の鉄道会社の株券を購入し、それぞれの鉄道会社はその資金で線路を伸ばしていく。一つの都市に2社以上の線路がつながれば収入発生。
鉄道会社はそれぞれ特徴があり、線路を引く数が多かったり少なかったり線路敷設代が安かったり等、また、それに呼応するかのような初期開始位置も。
株券をもってる鉄道がつなげてる都市の数がプレイヤーの収入値になるのだけれども、このゲームの最大の特徴は手番の決定のシステム。
収入値の順位の数だけ手番マーカを袋の中に入れ、(1位ならひとつ。2位ならふたつ…)1ラウンド5ターンの順番を、その袋からランダムで引いて決める。
なので、収入値が低い人ほど手番が多くなりやすい……のだけれども、運によっては収入千低いのに手番が全くない羽目に……っていうかそうなった。


とはいえ手番に出来ることは鉄道網を広げるか、まだ手つかずの株を競りにかけるか、後はパスするかなので、自分の手番が来なくても、口出しや参加はできるので、まァ……いや……うん。なんだ。
さっきのウォーターディープでもそうなんだけど、一度プレイしながらやり方を覚えると言うボンクラな性分なので、初プレイはわりと頓珍漢なプレイをしてしまいがち…。
なので、誰かと協力状態になるゲームはちょっとパートナーに忍びない感がなくもなくない。 この場合、同じ会社の株券を持ってる人の線路を引く時。


線路敷設数が多いけれど、国のはずれにある都市から開始する黒の鉄道会社の株券が不人気だったので買ってみたのだけれども、イマイチうまく敷設できなんだ…。
ホントびっくりするぐらい手番が回ってこなくてなかなか上手いこといかなんだ…。あと、競りの加減もイマイチ見通しを付けられなくて、これまた何回かプレイしたいなー。



なんだかんだで21時過ぎまでプレイしてた。

他にも色々プレイしたいゲームあるなー。 写真撮るの忘れてたけど、HYKEもプレイしたった。「おっぱい」というお題を描いたら女性に当たりました。我ながら酷い。
帰りの電車の中でビール飲んで帰りましたとさ。


また来月も行けたらいいなー。 っていうか、ABCも参加したいんだけどなー。