北九州ボードゲーム交流会、フル参加。

月始め恒例の北九州ボードゲーム会。 一度、朝から参加したかったので、昨日の今日で早起きして特急で行くのであった。


特急に乗って小一時間で、朝10時ごろに門司駅に到着。予想以上に寒かったので、コンビニでホットコーヒー買って出たら雨脚が強まったのでUターンしてビニール傘を購入。
再度コンビニを出たら、雨やんでた。 ぼくのごひゃくえんをかえしてください。 あと同じ駅で降りて同じコンビニに向かう目の前の女の子が可愛かった。かわいかったんです。

それはともかく、門司赤煉瓦プレイスへ向かう。なんか女の子がいっぱい集まってるなーと思ったら、コスプレ撮影会をやるみたいでした。
ここの赤煉瓦の建物は雰囲気があるから、よくコスプレ撮影会があってたり、駐車場が広いからスーパーカーの集会とかやってたりする。関係ないけどね!


とりあえず朝一で参加して人が集まってきてから卓が立ちだす。自分は、事前にTwitterで要望を出してたこちらをプレイさせてもらう。

カロ

カロ

シンプルでソリッドなコンポーネントが気になってた「CARO」 持ち主からはわりとハードルを下げる反応をいただきながらもプレイさせてもらう。

赤、黒、白、灰色の4色のブロックを各3つ、それぞれ12個ずつ配布し、辺がくっつくように一個ずつ配置していく。
となりあったブロックの色の組み合わせで点数が増えてゆくのだけれど、いくつかのおいてはいけないルールがあるため、ターンが進むにつれて配置に悩む悩む。
単に自分が高得点を取ることだけでなく、自分の配置で後手番が漁夫の利を得ないように。さらにおいてはいけない場所に置いた場合、それを指摘されると減点されるので悩む悩む。
プレイ時間30分と書かれていたけれど、そういうのを考えて4人でプレイしてると長考につぐ長考で時間が延びる伸びる。
プレイ人数や、プレイヤーの力量によってゲーム性やボリュームが変わりそうだなーと思いました。 面白かったけど、悩みすぎて禿げるかと思った。
あと、やっぱ見た目がキレイ。 バーで酒飲みながらやると雰囲気いい気がするけれど、たぶん酔ってたら負けそう。でも酒飲んで勢いでポンポンやるのもイイかも知らん。
点数が小刻みなのがなー。チップとかで楽に点数計算できればもうちょっととっつきやすいかしらん。


1ゲームしただけでほぼ昼前に……。 まだお腹もすいてないし、立て続けにオススメされたゲームをプレイする。

キツキツ借金ゲームでおなじみマーチン・ワレス先生の新作「エアロプレーン」 今回は航空会社経営。
ラウンドごとに支給される資金をもとに、飛行機を購入し、ヨーロッパを中心として全世界に空港を広げ、乗客を運ぶフライトゲーム。デンゼル・ワシントン主演
まず最初に各プレイヤーはホームとなる空港をメインの空港から選んで、そこに配置。各メイン空港には、それぞれ目的地と人数の記載された乗客タイルが配置される。
購入できる飛行機には、輸送できる乗客人数と、配置できる空港の数が記載されている。 なので、まず飛行機を買って、目的地となる都市に空港を作り、そこに乗客を輸送する。
空港の設置にはダイス判定を行う場合があり、ヨーロッパからアフリカやアジアなど長距離輸送である諸外国に空港を建てるには一定値以上のダイスの目を出さなければならなかったりする。
ただし、ダイスにはエンジントラブルの目もあり、エンジントラブルが度重なると、飛行機が墜落してしまう羽目に……。 ロバート・ゼメキス監督作品。(しつこい)
あと、全体が3世代(3ラウンド)で構成されており、1世代終わった時に、各エリアの空港の数と、各プレイヤーの旅客機の搭乗員数マイナス空席数の上位2,3名に勝利点が加算される。
また、設置空港にも世代によるレベル分けがあり、次世代の空港は前世代の他プレイヤーの空港を潰せるのがキモ。


と、まァ色々ルールがありつつも、とりあえず飛行機買うよねー。と、最初に支給されたお金で買っては配置、配置しては輸送を繰り返す。
ワレス作品には珍しく借金が無いのだけれど、その反面、資金供給がほとんどない上に、唯一の資金援助はそのままラウンド終了へのカウントダウンという、やっぱり枯渇SOS仕様。
まずは空港を広げるでェ、と、空港設置数が多い飛行機を優先的に購入し、ホーム空港から乗客が行きたがってる都市へ空港を設置しにかかる。
その際、他のプレイヤーがホーム空港を置いているメイン都市に空港を置けば、そこの乗客も横取りできることに気付き、そこの乗客も積極的に獲得する。気分はスターフライヤーである。知らんけど。
他のプレイヤーが遠距離輸送の下準備として、ダイス値修正や追加輸送、追加設置などの能力をもつタイルを購入したり、アフリカやアジアに手を伸ばす中、
ヨーロッパ圏内でなるべく空席が出ないように、輸送できそうな各都市の乗客数と、購入できる旅客機の定員数を見比べながら購入、設置、輸送を繰り返す保守プレイ。
インストしてくれたプレイヤーのダイスの目が悪すぎて早めにラウンドを終わらせにかかったり、スタートプレイヤーを決めるダイスの目が、自分の後手番の人にばかり集中して、
結果、自分の手番が最後になってばっかりと、けっこうダイスの目に振り回されつつも、超遠距離輸送であるアメリカに空港を設置して勝利点の高い乗客を運んだり、
極東の島(日本)への空港設置を目指したりと各プレイヤーそれぞれのプレイスタイルを選んでて、なかなか面白かった。
ちなみに今回のプレイでオーストラリアに行きたがる乗客はまったくいなかった。 たぶんまだアボリジニしかいなかったんだと思う。


そんなこんなで最終ラウンド。 序盤でヨーロッパの空港設置と、その乗客輸送で勝利点をぬきんでていた自分は、ヨーロッパ圏内の第一世代空港を他プレイヤーに潰されまくる羽目に陥ったり、
終盤で飛行機を追加購入してしまって空席を増やしてしまったりしつつも、最後に支給された資金を糧に3回連続で超長距離判定をクリアしなければならない北アメリカへの空港設置を成功させて勝利点を稼ぎ、
どうにか首位を逃げ切りましたわーい。 とはいえ、けっこう横並びに近かった。 いやー、おもしろかった。 こんどは長距離輸送をメインにやってみたらどうなるか試してみたいなー。


と、長丁場なゲームを立て続けにプレイしておなかすいたので、いったん中座して食事に行く。

もう、完全に雨やんでた。 コスプレ撮影会も楽しそうだった。 モスでテイクアウトしてコンビニで後半用のおやつも買って、テラスでぱくつく。


おつぎに、自分が満を持して持ってきた、テーマのユニークさが際立つワーカープレイスメントゲームをプレイ。
実は先日プレイした際に知人に和訳ルールを貸していたのを忘れて持って来てしまい、行きの特急の中でiPhoneの英和辞典をさっぴいて英語ルールを読み返してたけれど
前もって主催者側に一度しかプレイしてないからインストがおぼつかないかも……と伝えていたので、和訳ルールを用意してインストまでしてもらう。ありがたい。

と、いうわけで先日プライベートゲーム会で3人でプレイした「マンハッタンプロジェクト」をフルメンバー5人でプレイ。
さくさくとインストを終え、ゲーマー達とプレイを開始すると、テーマのふきn…ユニークさに、もう、リテラシーの高いプレイヤーたちはキャッキャキャッキャと楽しそうでした。さすがオトナだね!!
前回プレイして「スパイ」の利便性を知っていたので、さっそく使うと、ほかのプレイヤーたちもそれに気付き、後々ほぼスパイのプレイスが埋まってた……。
また、どうにも自分は根がケチくさいからか、手持ちのワーカーコマを使いきってからワーカーの回収をやっていたのだけれども
どちらかというと自分が使える建物に一気にワーカーを置いて、一気に回収するサイクルを先に整えたほうがいい……ということを、自分以外のほぼ全員のプレイヤーが実践してました。さすがゲーマーだね!!
システム的にもテーマ的にもかなりプレイヤーたちのお気に召したらしく「楽しい!」「面白い!」「欲しい!」と大盛況でした。 それだけで自分は満足だよ……結局勝てなくてもな!
前回プレイした際に、まったく活用されなかった「空襲」アクションは、今回もそれほど活用されはしなかったけれども
終わった後に「あの時に空襲しておけばよかったなー」的な会話が繰り広げられていたので、繰り返しプレイすれば使いどころが分かるかなーっと。 いや、盛り上がった盛り上がった。


だいぶ重めのゲームをぶっ続けでプレイしたので、サクっとしたのをプレイ。

ウボンゴ系のリアルタイムパズルゲーム「ジャストインタイム
お題となるブロックマスに指定された様々な形のブロックを配置するパズルゲーム。 ただし、お題のブロックマスには1から5の点数が書かれていて、そこにブロックが重なるとその点数は無効になる。
どの点数を切り捨てて何点で切り上げるのかと、先に完成して宣言された点数と同じ点数は宣言できないというルールが厳しい。 むずい。
ウボンゴ系をあまりプレイしてないってのもあるけれど、自分、こういうの苦手っぽい。


お次に、パッケージがイカしてて気になってたこちらをプレイ。

酔いどれ猫のブルース 日本語版

酔いどれ猫のブルース 日本語版

くにちー先生の新作競りカードゲーム。

1から5の数字とジョーカーがかかれた猫カードを競り落とし、競り落とした後に同じ数字が4枚そろえば(カルテット)、その数字の分、得点となるネズミカードを会得できる。
もちろんジョーカーはオールマイティカードとして、競りやカルテットに使えるが、オールマイティとして使ったジョーカーは使った分だけ蓄積される。
最終得点計算時に、蓄積されたジョーカーと、手札に残っていたジョーカーカードが一番多いプレイヤーは得点のネズミカードを減らされる。
ただし、競りの後に手札にジョーカーが4枚あれば、それを「破棄」することはできる。 その場合はネズミカードはもらえない。


こういう、デメリットの可能性があるジョーカーとかがあると、心情的に得点が得られなくても破棄したくなるのが心情というもの……。
っていうか、しょっぱな手札に3枚も配られたので真っ先に破棄にかかって、それ以降ジョーカーを避けて競りをしていたけれども、どうせ何人かは1,2枚は持ってるだろうから
1,2回ぐらいは使って得点を得たほうがいいのでは……というのに、後々気付くも、6人でプレイしていたためにあっという間にゲームが終了してしまう。
他のプレイヤーも同じような感じだったらしく「もっかいやりませんか?」との自然な流れに。 そして2周目から「なるほど、こういうゲームか」と。
まァ、分かっていたからって勝てるわけではないんですけどね。 やっぱジョーカーの取り扱いがキモだなー。 おもしろい。
あと、各カードにいろんな猫が歌ってたり演奏してたりして、それぞれ違う歌が書かれててコンポーネント的にもおもしろかった。
これ、買いたいなー。


また、最後に「ブラッドボウル」という、「ウォーハンマー」のドワーフとかゴブリンとかモンスターが、アメフトをやるという体で殴り合うカードゲームをプレイさせてもらう。
あんまりアメフト感はない。っていうか、なぐりあい。 反則でファンが盛り上がるステキなマッスルゲームでした。
ちょっと交流会の終了時間にひっかかって最終ラウンドまでプレイできなかったけれど、次回できたらもっかいフルゲームでやりたい。


と、言うわけで今回も、というか今回は朝イチの11時前から参加して21時過ぎまで遊べて、たのしかったわい。
まァ、心残りというか、うっかり、前回持っていくのを忘れていた「PALA」をまた忘れたってことかな……。来月こそは……。


また、帰りの方向が同じだという人を紹介されたので、同じ電車に乗って話してたら、駅一つ分ぐらいのご近所さんであることが発覚。っていうか、職場がうちの近所だった。
よし、これでプライベートゲーム会に呼べる人がまた増えたでェ……。


そんな、ゲーム交流会でした。 交流してる!