「キミトピア」読了。

先日、酔った勢いで雑感を書き散らかしてしまうぐらい面白かった。ほめてんのか。

キミトピア

キミトピア

もう、冒頭のプロローグ的な一幕だけでグッとくる。 第一編の「やさしナリン」からガンガンひきこまれる。
どの主人公も聡明でスマートで感情のコントロールができているか、自分の状態を把握できているようなキャラクタで
サブカルクソ野郎としては悦に入るように感情移入してしまうのだけれど、たぶん自分はそうでないほうの側で。
感情に振り回されて状況を見誤って視野狭窄に陥ってバカな行動をしでかすのだ。
そんなときに、こんな視点を持っていたい。


……っていう読み方でいいのかどうか自信がない。


なんか、こういう言い方が、いいかわるいか微妙だけど、村上春樹感ある気がする。