「荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟」読了。

ちょっと前に読了してたんだけど、たぶん忙しい時期で感想書き忘れてたやつ。

物語の大切な要素として、不安やスリルによる「サスペンス」こそがエンタテインメントの肝であるとして、
著者が親しんできた数々の映画を引き合いに、サスペンスを抽出し、ひるがえって、自身の作品の礎を解説する、漫画家ならではの映画本。
物語作品における悪意の在り方について「悪魔が憐れむ歌」の高橋ヨシキさんと通じる考え方が見受けられてうれしい。
外国の取材で、女性刑務所の見学で緊張のあまり過呼吸になった話、詳しく知りたい……。