「偽善のすすめ」読了。

パオロ・マッツァリーノのいくつかある主張の一つ。偽善についての倫理学

今やすっかり悪者扱いの「偽善」について、歴史と資料をひも解きながら考察する。
行為が伴わない「善意」に意味はなく、たとえ偽善的な打算で働いたとしても「誰かを助けるという行為」は、その誰かを救う。
また、正義を名乗り、身勝手にそれを押しつけるよりも、自分の悪を見つめ直し、受け入れる方が尊く、難しい。
そのうえで、自分にできる範囲の「偽善」を無理なく続けることができれば、世の中、ちょっとは良くなるんじゃないかな?


そんな、14歳への啓蒙本だった。 届け、14歳に!