稲刈りの季節。

今週末、北九州ボードゲーム交流会の前日に泊まり込みで前乗りのお誘いがあったのだけれども、ちょうど稲刈りの時期。
なんだったら前倒しして土日でかけられないかな……とか思ってたら、今週がっつり雨でそれもかなわず。
だったら土日もずっと雨なら、それはそれで出かけられるか?と思うも、どうも土日は曇りとかで、日曜日にギリ刈れるかもしれないという最悪の状況。


もうやだ。

「君の名は。」鑑賞。

ネタバレくらいそうだったから初週の月曜日に観に行ったらすでにほぼ満席で、大スクリーンの前から三列目というエグい席だったうえに
隣のクソカップルが始終コソコソ話しててめちゃ気が散る。 女性のほうが話を理解できてなく、男性のほうが説明してるも、それも微妙に間違っててイライラする。
とはいえ話が理解できないとかわいそうなので何も言わなかったんだけど、それでこっちの気がそがれるのは本末転倒だったかな……。
エンドロールでケータイ見出したのは流石に声かけたけれども。 興味ないなら出てけよ。
と、そんな環境で見たのでいまいち乗り切れなかったので、未見の知人と再度観に行く。

見返すとプロローグでグッとくるのは小憎い構成だなー。
そして冒頭の入れ替わりのパート、めんどくさいシークエンスをばっさりカットしてテンポよくしてるのがすごい楽しい。
女の子の中に男子が入ってるってパートは描こうとすると生臭くなるからかな。その逆がコミカルになるのも、まァ、いい判断だったんじゃないでしょうか。
んで、話は変則的ボーイ・ミーツ・ガールになってくんですが、ここで二人が惹かれあうのがまったくピンとこない。
が、そういうのに理屈を持ち出すと「童貞もしくはヲタクくさい」というツイートを目にしてそういうものかと思うのであった。


予告見てるだけでこの作品の仕掛けの一つは予想がついてたんですが、それが一つのポイントの前後ってのは流石に予想してなかった。
それが判明するくだりまではめっちゃ面白かったんだけれども、あそこでどんどん消えていくって展開がピンとこないんだよなー。勝手な理屈で展開されてもなー。
そっからの解決編は、まァいいんですが、それが終わった後の出会うの出会わないののくだりが長すぎてぐだーって感じでした。 いいよもう!忘れてろ!!


あと全体的に4回ほどJ-POPが流れるMVみたいな演出が、もう、おじさんには向いてないです。 テンポはいいんだけどね。
そのラッドウィンプスの曲、the band apartっぽいなと思いました。 バンアパ、英詩だけど。


なんだかんだ結構楽しんだと思います。 でも何でこれこんなにヒットしてんだろう。
ガルパンシン・ゴジラ君の名は。で、ホップ、ステップ、ジャンプって感じ。

「三の隣は五号室」読了。

長嶋有の新刊。

三の隣は五号室

三の隣は五号室

第一藤岡荘の五号室。 少し変な間取りの部屋に、何十年もの間、何人もの住人が移り住んでいった。
一人で、二人で、夫婦で、家族で。 学生が、社会人が、老人が、外国人が。料理をし、食事をし、掃除をし、入浴し、床に就き、床に臥せ、目を覚ます。
大きなベッドを持ち込む人もいた。エアコンを設置した人もいた。ガスコンロを使わない人もいた。タバコを吸う人もいた。障子を外す人もいた。
水道の蛇口が残っていた理由。 畳についた跡の理由。 障子に空いた穴の理由。 窓の手すりの針金の理由。
かつてそこに住み、日々を過ごし、そして去って行った人たちの日常と痕跡。
見逃してしまいそうな日常のサンプリングの面白さ。 長嶋有らしい。