3冊読了。

ZOKUDAM
森博嗣のメタ特撮シリーズ(?)、まさかの続刊。前回の「ZOKU」の内容、ほとんど覚えてない。実は続編というよりパラレルワールドらしいんですが、とある女性ロミ・品川が新しく配置された部署は何故か某テーマパーク内の隠し扉の地下。なんと、ソコには搭乗型ロボットが隠されていた。え?まさか、コレに乗るんですか?そして手渡される分厚い取説。ちょっと抜けてる同僚の若い男の子とのあってないような、なさそであるよなロマンスやいちいち癇に障る上司に耐えながら、誰もが考えながらも前人未到のロボットに乗って怪獣と戦うという(勝手に決められた)目的に向かって、ひたすらトライ&エラーをくり返し、地道に事務的に働く、ロボットモノ前夜譚。妙に浮世離れしていて、変にリアリティのある変な話でした。ちょっと最後熱いし。
撲殺天使ドクロちゃん〈10〉 (電撃文庫)
エキセントリックな文体と破天荒で萌え萌えなキャラクタと、意外と王道な展開で大人気のドクロちゃん、まさかの最終巻!最終巻って言うか、第一部完かな?もうラストだからってやたらとサービスしまくりです。新キャラ天使二名、共にニプレス&前張り系のファッションです。ファッション?デザイン?メインヒロインも負けじと意味なく着替えシーンが挿入されてたり、意味なく混浴シーンになったりします。もう、みんな好きなんだから。いいよねぺたん娘にチューブトップ系って。(危険)メインストーリーはかぐや姫のラストエピソードかな?他にもっと適当な分類があると思うけど思いつかず。まあとりあえずひと段落でした。
キノの旅〈11〉the Beautiful World (電撃文庫)
これまた電撃文庫で上位に入るロングシリーズ。もう11巻。しかも毎回短編だからよく思いつくなァと歓心しきりです。あとがきネタも。気に入ったのは「アジン(略)の国」と「学校の国」の2編。前者はやたら長い国名の国の話、発想とそれを実際に作った行動力に感服。後者は主人公キノの修行時代の例外的な話。「信念」の持つ二面性についてかな。なんとなく全体的にちょっと政治色の強く感じられた巻でした。