3年B組。

はじまりは急遽入院することになった金八先生の代わりに元教え子の主人公が3Bを一年間受け持つことに。はてさてほほーい、といったトコ。受験生をそんなヤツに任せるな。
第一話と第二話は前後編構成。まァ一話はチュートリアルみたいなもんかな。元気がとりえのオチこぼれ少女美咲と天才ヒキコモリ少年太陽君シナリオ。定期テストで優秀な成績を出すも、それ以外は不登校でヒキコモリな太陽君。彼を登校させようと行動するうちに、上記の少女が彼とつながりがあることが分かり、少しずつ交流を深める。しかしその頃、町内で連続して起こる不審火騒ぎの容疑者として美咲が疑われることになった。果たして放火魔の正体は?そして太陽君は学校に来ることが出来るのか……、といったところ。エピソードの合間合間に生徒たちのメールのやり取りの本文のみが現れる演出があるんだけど、コレがいい伏線になってた。でもこのシナリオでしかやらないの。どないやねん。あと放火犯の正体でビックリした。まァよくよく考えれば当たり前なんだけどね。髪型で思いっきりミスリードされました。だってまだ生徒の顔覚えてないんだモノ。
第三話は修学旅行エピソード。意気揚々と沖縄に着いた途端、教育エリート主義教師・高峰が自主参加の特別補講を行うという。威しつけに近い物言いにほとんどの生徒は補講に参加してしまい、ツアー参加に集まった生徒はたったの5人。戸惑いながらも前向きに楽しむ美咲と太陽を含む5人。だが、3日目、太陽にこそ特別補講を受けて欲しかった高峰は太陽を誘う美咲を攻めるようなことを言ってしまう。泣きながら飛び出した美咲と、高峰に反抗し、美咲を追いかけた太陽。2人を探す主人公たちは、街中で太陽を見つけるが、美咲が地元の暴走族に連れられたことを太陽から聞き、またも街中を探し回る。果たして美咲の運命は、そして修学旅行の行く末は……みたいな。とりあえずですね、そんな教師ヤダ。あと、生徒真面目すぎ。そして暴走族って。せめてヤンキーだろ。ッつーか場所柄的に不良米兵とかだと思うんですが、さすがにそれは訴えられますね。自粛。 んで、このゲーム、一話以外はタイトルが映画や小説のタイトルを拝借してるわけですが、作中でキーキャラクタ達がそのタイトルをセリフとして言うみたい。今んトコ。というわけで3話のタイトルは「たった一つの冴えたやり方」で、高峰センセがこの言葉を口走ります。…SFファン?
何で今更このゲーム買ったかって言うと、まァチュンソフトのストーリーモノだから前々から欲しいって思ってたんですが、完全版でてから通常版が投売りされてるのはともかく、完全版がまったく出回ってないの。見つけたら買おうかなーとか思っていたところ、先日アニメイトTVのWEBラジオ「さよなら絶望放送」でパーソナリティの神谷浩史小森霧役の谷井あすかの声が大好きで、そのきっかけがこのゲームで「最初は何だコイツと思ってたんだけど、だんだんこの声たまらんなァ」と思うようになったらしく、それは気になるじゃねーかとamazonで。んでやってみると確かに序盤の展開的に「何だコイツは」って感じなんだけどそのうち「あ、ホントいいかも」となった。影響されやすいヤツ。ちなみに同作品で関内・マリア・太郎役の沢城みゆきも出ててこの役もいい。って言うか、一番好き。どうもおれはこの系統に弱いなァ。メガネにセミロングなオンナノコ。深く考えるとあまりマトモでないルーツが発覚するのでスルー。………あね。