- 後回しにしてたら結構たまってたDVDレビュー。借りたり買ったりで三本ほど見ました。
金曜日に借りてみました。
ブラッドベリ×
トリュフォーという豪華な組み合わせ。本を所持することが違法となった近未来、隠し持った書籍を見つけ出し、燃やすことが仕事であるファイアーマン(消防士)が主人公。あるきっかけで読書の喜びを知ってしまった彼は罪人として追われ、本読みの隠れ里を目指すこととなる。 いや、コレが66年の映画らしく、近未来の描写、レトロフューチャがシュール。
液晶テレビなのに、電話はレトロ。 この設定はアカ狩りとか、
言論統制とか、思想統一とかを連想させますね。そして下らないテレビ番組に見入って思考停止していく姿も批判的。テーマが分かりやすい作品でした。たぶん。 ラストのブックピープルの集落で人々が一人一冊ずつ本を暗記しているという設定で、自分なら何を覚えたいだろうと考える。海外文学は原文で覚えたほうがいいから日本文学の方がいいよなァ。………
ドグラ・マグラ?長いって。 あと、燃やされてる本でタイトルを読み取れたのは「ロリータ」と「
キャッチャー・イン・ザ・ライ」だけ。
amazonで4枚纏め買いしたうちの2枚目。
〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 (映画秘宝コレクション)で紹介されて興味を持つ。先に見た「
ナチュラル・ボーン・キラーズ」と同じ監督であることに後に気付く。監督自身が
ベトナム戦争経験者であり、実践での経験を取り入れてるのでリアリティがある……らしいんですが、戦争映画自体あまり見てないのでなんともいえません。「
フルメタルジャケット」は見たか。地図の入った缶の
ブービートラップあたりから泥沼になっていった気がする。
ベトナム民間人の村を焼き払うエピソードは醜悪。このシーンの撮影時にストーン監督は目をそむけていたらしい。実体験を元にしてこのシーンを撮ろうとした
オリバー・ストーンの胸中ってのはどういうものなんだろうか。DVDジャケットのシーンが全身写ってなくて残念。MGS3を連想してしまった自分はひどい
ゲーム脳だと思った。
amazonで4枚纏め買いしたうちの3枚目。「
天使にラブソングを2」をロックでって感じ。んーもうちょっと生徒の掘りさげが欲しかったような……でも、そうすると2時間じゃおさまらないか。可愛いロリ少女がいっぱいでした。なに見てんだ。順調にやさぐれてくドラマーに笑った。あとロックミュージック・ジャンルの相関図は詳しく見てぇ。アタマっからラストまできっちりネタ仕込んであるのはすごいと思った。
さて、今からもう一本見るかねー。