こみっくれびゅー。

さて、先週買ったコミックの感想をば。

初っ端からぶっ飛んでました。宮本武蔵好きの女性がタイムスリップして本人と邂逅、そして恋に落ち…。もうね、どうしたものかと。もう好きにしてと。ラストがほろ苦いんだけど、設定の妙でどうにも笑ってしまいます。そしてもう一つはまた輪をかけてすごい。主人公はオカルト週刊誌の編集長。あるとき、怪奇小説家の大御所と新作のプロットについて打ち合わせを行い、その際に大正時代にあった食人妖女伝説の文献の話題になる。 後日、会社に行く前にベランダで歯磨きをしていると(よくよく考えるとそんなことしない気がするが)向かいのマンションに新しい入居者が。たまたま目が合ってしまい、その後印象に残る。そのうちに、ベランダ越しに覗く彼女の言動が、妖女伝説と符合をなし……。とまァこのあたりが一話。んで、第二話でタネが明かされ、第三話でオチがついて「ああ、コレがきっかけでロマンスパートに移るのか」と思ったら、ラスト1ページで超展開。コレはかなり笑った。こんな展開を思いついて、更に発表できるのは弘兼憲史だけ! さらに、そのあと、またもや一捻りして、予想外にほろ苦い締めに。
マジこの作者、すごい。 下手な少女漫画よりよくできた恋愛話を創ってると思う。
おとぎ銃士赤ずきん 3 (BLADE COMICS)

おとぎ銃士赤ずきん 3 (BLADE COMICS)

ノリで買ったら全3巻でした。元からこの長さだったのか、打ち切りなのか、後半の展開はかなり性急でした。しかし各キャラのクソめんどくさそうなデザインを全く手を抜くことなく描ききった作者はすごい。多少アクションに難があったけど。完全なるキャラものでした。ずっきゅ〜ん。
エクセル・サーガ 19 (ヤングキングコミックス)

エクセル・サーガ 19 (ヤングキングコミックス)

エルガーラの凋落ぶりがすさまじくって楽しい。あと市街安全保障局メンバーの日常的非日常がシュール。いつの間にか次巻で20の大台ですよ。
Holy Brownie 5 (ヤングキングコミックス)

Holy Brownie 5 (ヤングキングコミックス)

えー、言葉が出ませんね。すっげー。なんていうか、すっげー。ありとあらゆる物語と現実を解体して分析して喜劇に仕立て上げとりますよ。ノア伝説、紛争地域のバカ捕虜、雪女伝説、赤ずきん風の森、戦場のスナイパー、パトラッシュ風味、胡蝶の夢のワールドシミュレータ。いやー、コミックラストにこのエピソードを持ってくるあたり性質が悪いですね。ばっちり騙されました。その上騙されました。もうどうにでもして。
ひめなカメナ (3) (IDコミックス REXコミックス)

ひめなカメナ (3) (IDコミックス REXコミックス)

担英校長おめでとー。MG核の周りの土。 あともて福がむかつく。うらやま…むかつく。