「ヘルハウス」鑑賞。

オカルト映画の往年の名作、ヘルハウスを鑑賞。グラインドハウスのニセ予告「Don't」の予習的な購入動機。えー。
まァそれ以前に名作だと言われていたので見てみたかったのですよ。
「2001年宇宙の旅」が、当時のSFの粋を結集してつくったように、この作品も当時の実際に起きた怪奇現象を元にして造られている…らしい。
とりあえず、パメラ・フランクリンかわいいよパメラ・フランクリン。真っ先にリタイアしてしまったけども。
数々の怪奇現象の中で一番(って言うか、唯一)肝が冷えたのは誰も居ないのに扉が開いて、バタンと閉じるシーン。確実に何かが起こっているのに、何かがわからない。ただ、まったくわからないというわけでなく、あたかも見えない何かが入ってきていることだけがわかる。それが恐ろしかった。
ガキの使いの罰ゲームで松本が幽霊旅館に独りで泊まるエピソードがあったけど、アレでドアをガツンと蹴る音だけがする、ってのが怖かったのと似てる……?
町山智浩曰く、「ホラームービーはただ単に怖がらせるだけじゃなくて、当時の人々が「怖い」とか「わからない」と思っていることを暗示する、感じさせると、恐怖が際立つ」みたいなことを言ってて、この映画の場合は当時、アメリカを騒然とさせたキンゼイ博士が発表した「キンゼイ・レポート」によって「女性にも性欲がある」という発見に恐怖を抱いた男性の心理を暗示しているとかナントカ。詳しくは「町山智浩アメリカ映画特電」のゾンビ話の回で。
しかし俺の映画情報って、こればっかりだな。