「パラケルススの薔薇」再読。

殊能将之石動戯作シリーズ→ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件ボルヘスという繋がりで購読。
2番目と3番目の繋がりが説明しなきゃまずわからないんですが、石動戯作ってキャラの名前の元ネタがイシドロ・パロディなんです。
イシドロ→石動(いするぎ)
パロディ→戯作
っていう。 あとはミーハー魂の赴くままにボルヘス作品をこれと幻獣辞典 (晶文社クラシックス)を購読。
後者はともかく、こっちはさっぱりわかんなかったよ。
今回再読してもやっぱり「変で不思議な話」としか言えない。何だこの感想。

ああ、でも表題作でなんとなく心に残った一文を抜粋。

「この薔薇を火中に投ずれば、それは燃え尽きたと、灰こそ真実だと、おまえは信じるだろう。だが、よいか、薔薇は永遠のものであり、その外観のみが変わり得るのだ。再びその姿をお前に見せるためには一語で充分なのだ」

イデア論存在論実在論?哲学なのか?