「アンヴィル!〜夢を諦めきれない男たち〜」観賞。

今日が最終上映だったので、慌てて見に行きましたわい。


80年代に、多くのアーティストに多大な影響を与えるも、まったく売れずに人々の記憶から薄れていったメタルバンド「アンヴィル
しかし、彼らはずっと、自らの夢を諦めることなく、諦められることなく、赤貧に喘ぎながらもシャウトし続けていた。


カナダ、トロントにて肉体労働で糊口をしのぎながらもライブに明け暮れるアンヴィル
彼ら自身も、彼らのファンも、正直言って社会の底辺の吹き溜まりで、時代に取り残された遺物だ。
ちなみにこのシーンでビールの一気飲みを「鼻」でやってるあたりアングロサクソンすげえ。


そして、あるきっかけで、久方ぶりのツアーを行なうも、様々な要因により難航の連続。
さらに、新しくアルバムを制作するも、今の時代にはそぐわないとナシのツブテ。


その後…。


なんつーか、本人達の視点で「このアルバムは傑作なんだ!素晴らしいんだ!」と根拠もなしに訴えかけ
あらゆる苦難に押しつぶされながらも愚直に夢を追い求める姿は、スクリーンを通してみるとキリストの受難にもドン・キホーテの奇行にもとれる。
彼らが聖者なのか愚者なのかは、自分の耳で確かめるしかない。買うか「This is thirteen」

This Is Thirteen~夢を諦め切れない男たち~

This Is Thirteen~夢を諦め切れない男たち~

泣いたよ。