「Self-Reference ENGINE」読了。

なんか、気になったので購読。

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

束になって歩いていた時間たちはある日、そんなことにはもううんざりだとばかり、てんで勝手な方向へ伸び始めた。うろたえたのは、時間の中のあらゆるもの。大概のものは時間の中に住み着いているのだから、そんな勝手をされては堪らない。

とりあえず、基本設定はこういうコト。 そこから描かれる、混沌とした雑多なエピソード。
少年と少女と、科学者と巨大知性体と、その他もろもろ。それらの混沌によって無限の拡散を続ける第一部は、第二部冒頭によっていきなり超越知性体によって閉じられる。
そして、巨大知性体と人間達の混沌の世界はそこらかしこで崩壊し、収束にむかうかと思えば反復し、てんでバラバラの暴発群は回帰する。


…何を言ってるかわからねーと思うが、正直自分もよくわからん。何だこれ。


第一部の積み上げが消化しづらくって、ヒイヒイ言いながら噛み砕いていたら第二部冒頭で一気に加速してもう呆然。何だこれ。


いや、面白かった……と素直に言っていいものかどうか。