「夏の塩」読了。

クリスタル文庫にて刊行された「魚住くんシリーズ」が待望の復刊。
いや、自分そのクリスタル文庫の持ってるんですけどね。確かラノベ担当になって、少女小説とBLに手を出す際に買ってみたのがマリみてとこれだった。
よく当時これを選んだなァと自分をほめてやりたいぐらい面白かった。
多くの要望にこたえて、書き下ろしを収録して、文芸書2冊で復刊と相成りました。

夏の塩 (SHYノベルズ)

夏の塩 (SHYノベルズ)

本筋の、久留米と魚住くんのエピソードだけでなく、サリームやマリちゃんのキャラクタも深くって、あまりBLって感じじゃない。
味覚障害から、味がわかるようになるシーンをはじめ、サリームの料理がおいしそうでお腹がくうくうと。
んで、思いっきり忘れてた「メッセージ」のストーリィでボロ泣き。特に職場に着た年賀状で涙腺決壊。


いい作品だ。