「イカとクジラ」観賞。

「町山智浩のアメリカ映画特電」(第8回 2006/11/23)にて紹介され気になっていた作品。

大人になりきれない両親と、彼らに染められつつも、いびつながら自分なりに足掻こうとする子供達の、ペーソスを交えた悲喜劇。特に弟の非行が胸に迫る。


オトナになりきれない大人たちの、自分本位な物言いと、純粋がうえにそれに振り回されつつも自我の成長と共に違和感を持ち
しかしながら上手く抗えない子供たちの歪で哀れな行動。やがてそれらが表ざたになり、さらに事態は膠着しそうになるが…。


ラストシーンのイカとクジラが示すものを想うとアタマがしびれる。繰り返し見たい作品。