「数えずの井戸」読了。
今日発売の、メタルギアソリッド ピースウォーカー。 オリジナルPSP同梱のプレミアムパックを求めてツタヤオンラインで予約したら
今朝9時に発送しましたメールが。……ほほう、ってことは届くのは早くても明日以降だね。 ちっくしょーい。
しょうがないので、積んでた本を消化。 ……っていうか、午前中の仕事を終えてソッコーでヨドバシに行けば買えたんじゃないかな…。 まァ、確実に手に入るからいいか。
んで、読み終わったのはこれ。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/01/25
- メディア: ハードカバー
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「モノ数え」を一つの主軸としながら、数えるもの、数えないものを交互に章立てし、さまざまな人々の、言動思考思惑計略が絡まり連なり引っ張られ、最悪の悲劇となり、街談巷説の怪談になる。
数を数えるということは、何かを自分の中で解体し、分類し、計上し、仕分け、組み立て、認識するということ。
その認識は、人によってまちまちで、その齟齬が、時に噛み合わず、絡み合い、不可解にも陰惨な悲劇へと向かうこともある。
そして真実は、井戸の底のような、闇の中におちる。
うー……半ばぐらいから各人の噛み合わない噛み合い具合におそらくは悲劇的な結末を予想していたら、結末自体が曖昧模糊としていて哀しい読後感だった…。