「死ねばいいのに」読了。
非常に珍しい、京極夏彦の現代が舞台の作品。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/15
- メディア: 単行本
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しかし青年は、悪気はないのだけれども礼儀がなく、尋ねられた人々は困惑しつつ会話する。
その中であらわになる人々の表層と根っこ。 本人も、気付いていない様な…。
男は無知であり、そしてそのことを知っているために、対峙したものは、自身の身についた虚飾や頑迷さや思い込みに気付かされる。
こういうのもトリックスターって言うのかしらん。…たぶん違うな。