「ザ・コーヴ」鑑賞。

映画の日ということと、20時からシネマ天神にて「SRサイタマノラッパー」の上映に監督が舞台挨拶をするというので見に行くことに。
どうせだからついでにもう一本ハシゴしようと上映中の作品を調べていたら、ちょうどいいのが。


「ザ・コーヴ」公式サイト


まァ、1000円で見るんならいいかと、こちらに決定。
んで、劇場に行ったら、なんと場内にパイプ椅子に座った制服警官が。おおお。 実際いるのかな…この映画館に危害を加えようという、そんな愉快な人が……。
まァ、それはいいとして、内容なんですが……まァ、面白いエンタテイメント映画でしたわ。
っていうか、基本的には『わんぱくフリッパー』でそうとは知らず資本主義的イルカ興業を行っていたリック・オリバーが、愛着を持っていたイルカの死を経て、贖罪のために奮闘するおはなし。
んで、その奮闘記に偶々目をつけられて巻き込まれた太地町。 そりゃそんだけつけまわされりゃ対応も悪くなろうて……。
でもまァ、あの手この手で調べていくうちに、どうにも日本の暗部が映し出されてゆく……わりには、そんなものはどうでもよくって、とりあえずイルカについてガンガン攻めていく。
えー、その、イルカが含有してる水銀云々とか、癒着による食品偽装云々とかをもっと掘り下げてほしいんですけど……。そこが膿だと思うんですけど。
しかし、やっぱサーモカメラの潜入シーンは萌えるね。MGSを日本でやったらって妄想が掻き立てられます。 タヌキのくだりはよかった。
確かにイルカ漁のシーンはショッキングだし、猟師たちの荒々しい行動は陰惨に見えるけど………まァ、そんなもんじゃね?漁だの狩りだのは。
かわいそうだから殺すなっていうのはそちらの文化であって、こちとら、まァ個人差はあれども、その食材へ、感謝の念を持って「いただきます」と言っていただくのがこちらの文化ってのが伝わらないなァ…。


しかし、ラストのテレビマンは一生懸命クライマックスげな演出してたけどどう見てもギャグにしか見えなかったよ……。
そんだけ技術者をスカウトできるんだから正面のプロジェクターっぽいのをハックするぐらいにして見てはどうだろうか……。