「とらドラ!6」読了。

キャサリンに翻弄されながらも、本日は父親のかわりに出荷に行かねばならなくて、待ち時間に読了する…。

とらドラ! (6) (電撃文庫 た 20-9)

とらドラ! (6) (電撃文庫 た 20-9)

スピンオフ!に続く生徒会エピソード。むしろアニメについてはスピンオフに触れてないと生徒会長について説明不足な感がある。


それはともかく優等生な北村君が懊悩する、「青春」奇譚。
どれだけ規格外で、超人的で、非日常な世界を送っていたって、思春期は、訪れる。
周りが見えていても、物分かりがよくても、一足先に世間を知っていても、感情をセーブできない、セーブしてはいけない時代がある。
うまくなんて立ち回れない。どれだけ気勢をはっていても、世界へと立ち向かうには一筋縄ではいかない。
誰に知られなくても、誰に弱みを見せなくても、まるで未熟であろうとも、立ち上がる事を選んだのだ。


覚悟をしたものが、歩きだす、走る、飛び上がる。 その一歩を踏み出す。


それこそが、きっと、多分「青春」