「ブラック・スワン」鑑賞。

いったん食事して、レイトショーにて鑑賞。


ド直球でツボにハマってボロ泣きした「レスラー」のアーレン・ダロノフスキー監督新作と言うことで、是が非でもみたいと思ってた。
こ…コレは…レスラーのシナリオに、それ以前の神経症的な演出が加味された現段階でのこの監督の集大成ではなかろうか。
ぐにぐに動く肩甲骨を始め、肉体の、筋肉や骨、皮膚、爪の動き、変化を生々しく映し出すリアリティに、一人称視点で見せられる悪夢のような幻惑。
ヒロインとともに虚実の境を見失い、一途に、盲目に、完璧を追い求める先に繰り広げられる、夢のような、夢のようなラストシーン。
飽くまで一人称視点で描かれる幻惑のラストシーン。


それにしてもフィジカルに痛い映画だったよ…。
あとオナニーシーンはギャグだったよ。