「安全な妄想」読了。

久しぶりに父親のかわりに出荷に。 積読を崩すチャンス。

安全な妄想

安全な妄想

ブルボ…長嶋有特有の妄想率高めエッセイ集。いや、エッセー集。
相変わらず文章のそこらかしこに、妙に細かい修飾語が冠されるディテールが妙なグルーヴをかもしだすのだけれども
補遺を読んで「言葉が好きで、言葉に囚われたい」という自己解説に納得する。なるほど、この人は言葉が好きなのだろう。
まァ、それだけではない妙な思考癖があるが。どのエッセーにも著者が囚われたいであろう言葉が付加されていて
ほほう、これはよいものだな…と。カイゼル髭をさすりながら……。