映画の日。「最強のふたり」「アイアン・スカイ」鑑賞。

映画の日ということで、ここぞとばかりにちょっと気になってたレベルの映画をハシゴする。



予告編を見るかぎり、いい映画なんだろうなー、と、高をくくっていたら、イカしたいい映画だった。
プロローグで流れるEarth,Wind & FireのSEPTEMBERの使い方から、この作品の音楽、音響の使い方にグッとくる。
まァ、だいたい話の流れの予想はつくのだけれども、そこにちょっとしたツイストを入れつつ、要所にイカした音楽を入れてくる演出にグッときた。
今、映画館で映画を見る理由の一つに、映画館ならではの音響効果が得られる事があるのかもしれない。
また、身障者に対する立ち位置の是非として、乙武スピリッツに通じる、ある種の対等さを考えさせられる。




月面の裏側にナチスの残党が! 親方!空からナチが! という、ある意味一発ネタ映画。
そこにしっかりとした物語と、ブラックジョークの礎が。 ジーク・ハイル!
国連会議で描かれる国際ブラックジョークと、ナチジョーク、アメリカジョーク、様々な国家間ブラックジョークに彩られたSF創作物語。
現実を痛烈に批判する、効果的な「物語」の作用。 セリフ、演出、ガジェットのそれぞれがそれぞれの効能をもって、世界を笑い物にする。
物語も、演出も、映像も、音響も、すべてがすべてをもって現実をカリカチュア化して貶める。 世界は、下劣である。


これはコメディ映画か、カウンタ映画か…。