「1995年」読了。

色々気になってた本。読了。

1995年 (ちくま新書)

1995年 (ちくま新書)

体感した時代の懐古趣味をフックに、テーマを軸とした縦軸ではなく、時代の転換点をスライスして複数のテーマごとに取り上げるスタイル。
一つの時代を振り返って、その時代の特性や、ひるがえって今にも通じる普遍性を、文化や政治や事件に見出すことができる。
自分の興味のあるカルチャーはもとより、自分が思春期を経たあの年代が、いかに時代の転換点だったかをつづられ、
その時代と自分の記憶を引き合いに個人的な記憶と世代的な記録のつながりを実感できる、この同年代を体感したもの特有の、ローカルな情報書物だった。
ニッチなほど、情報は、おもしろい!