「ブルー・ジャスミン」鑑賞。

ウディ・アレン最新作。 ケイト・ブランシェットの熱演。

イリーガルな旦那のシノギが崩壊して、セレブリティから凋落した「美女」をシニカルに描く、ウディ・アレンの新作。
己が美貌を糧に、贅沢な生活を謳歌していたオンナが、凋落しつつもかつての栄光にとらわれる滑稽な様を映し出し
メインの姉妹を用いて、豪奢な虚飾と卑近な土着を対比させた上で「どの立場でも人は同じく愚かである」事を描きだす。
シニカルで、コミカルで、いじわるで、リアルな、恋と愛と、男女の物語を描き上げる。


ケイト・ブランシェットの栄光の果てを映し出す映像に、ウディ・アレンの、軽妙洒脱さと、空恐ろしさを感じいる。