「日本の軍歌」読了。

タマフルのサタデーナイトラボで知った軍歌研究家、辻田真佐憲の新書新刊。

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 (幻冬舎新書)

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 (幻冬舎新書)

軍歌を、戦争によってイデオロギーを流布させる異物としてではなく、時代の流れに即した娯楽としての一ジャンルとして見直す。
軍歌がたどった娯楽としての歴史の変遷を、今のポップソングやアイドルカルチャーと照らし合わせて、官民による巷間への流布のしかた。凋落と復興など。
いつかあった知らない文化の話ではなく、今でも、明日でも起こりうる身近なカルチャーとして、面白い音楽であることを知った。

しかしこのオビはないわ……。 歌ってみませんかって内容じゃないし、今の若者もハマってないし
昂揚感や躍動感、メロディに胸を打つ歌詞だなんて話はしていない。 ひどくない、これ。