「タラデガ・ナイト」鑑賞。

先日「俺たちフィギュアスケーター」が公開されたウィル・フェレル脚本・主演のカーレースムービー。「おれフィギュ」でこの作品を知り、購入。


最高に面白かった!!


まずオープニング、走り屋のにーちゃんと、破水直前の嫁さんがクルマかっ飛ばして病院へ。しかしにーちゃんはスピードに夢中で病院をスルー。嫁さんが「産まれるー」と苦しんでるその時、にーちゃん急ブレーキ!!その拍子に出産。「タマのような赤ちゃんよ」オギャー。
んなアホな! もうココで爆笑。 ナニこの映画。
そして子供(主人公)は成長して小学校へ。その日は授業参観で、「お父さんのお仕事」について語る。主人公に順番が廻ってくるも、父親とは何年も会っていないことを告白。了承した先生は次の人へ。隣の席の親友に慰められる主人公。するとなんとクールでイかした父親が颯爽と登場!「久しぶり、3ヶ月ぶりだっけ?」「10年ぶりだよ!」そして自説をぶっ放す。「知ったかぶりの教師の言うことなんてきくんじゃねーぜ!」湧き上がる教室!警備員に締め出される父親。去り際に息子に言う。「一位でなければビリだ!」
さらに時はすぎ、主人公は全米でもっとも熱いストックカーレース「NASCAR」のピット要員。しかしピットインで「もう勝てねーから」と飯を食いだしたドライバーの代わりにドライバーとなり、みごと一位!そして主人公は子供時代の親友と共にスリップストリームを利用した「スリングショット」でNASCARの歴史に名を残す!
順風満帆なある日、バーで出会ったフランス人の元F1ドライバーと諍いの末、腕を折られてしまう。だがしかし、主人公は挑発に乗り、骨折したまま勝負を挑む。
しかし結果は惨敗。クラッシュし、クルマは宙に舞い、主人公は妄想の炎に焼かれ、心因的な理由で立ち上がることが出来なくなる…。果たして彼は復活できるのか!?


といったところ。まァあらすじは、成り上がり、零落、復活の王道ストーリーなんですが、これが面白い!あまりカーレースに興味なんてないし、ある必要もないんですが、滅茶苦茶面白かった。燃えた、ほろりときた。ヒロインに萌えた。 主軸は父親越えですね、多分。
ライバルのフランス野郎がゲイですかした野郎なんですが、すかし具合が最高。運転中にカプチーノ飲んでたり、カミュの異邦人読んでたりする。ねーよ!どんなドライバーだよ。
あと、エルヴィス・コステロカメオ出演してるんですが、いや、びっくりしました。ちょ、おま、ナニやってんのwwwって感じでした。


この作品よりも古いのに廉価版が出てない「俺たちニュースキャスター [DVD]」も欲しくなりました。「俺たちフィギュアスケーター」も見に行きたかったんだけど、福岡じゃちょっと遠い久留米の映画館でしかやってなかったので、出不精的に挫折。5月にDVD出るらしいからそれ待ちってトコか。いやァ、久々の大ヒットでした。最高。