「ぐるりのこと。」観賞。

今日は昼で仕事が終わったので、博多駅に映画を見に行く。
昔、たまたまみた「ハッシュ!」って映画が面白かったんで、同じ監督の「ハッシュ!」以来6年ぶりの新作。
ハッシュ!」を含めてそれ以前に3本のゲイ映画を撮っていたらしく、「もう、ゲイ映画はいいかな」と思って新境地らしい。んで、法廷画家の夫婦の話。
リリ−・フランキー演じる金男はオフビートな女好きダメ男。靴屋で働いてるある日、先輩(木村祐一)に法廷画家の仕事を紹介してもらう。そこで出会うアクの強い同業者と、様々な法廷模様。そして金男の妻・翔子は小さな出版社でバリバリ働いてるなか妊娠をするも、一年後、二人の寝室の隅には子供の遺影と飴玉が…。子供を亡くした翔子はだんだんと心を病んでゆき、ついには実家で倒れてしまう…。
ココらへんが大体前半かな。リリー・フランキーの素の演技がいい味出してるわー。浅野忠信と同じニオイがするよ。


んで、登場人物たちのエゴのかみ合わなさが巧いなーと。冒頭のセックス予定日のやり取りが面白すぎる。
翔子の兄嫁がこれまたどうしようもないヤンママでこんな親族ほしくないなァー。……うちの妹がこんなんなりそうだなー。やだなー。
中盤で翔子が思いのたけをぶちまけるシーンがあるんだけど、ちょっと湿っぽくてやだなーとか思ったけど、まとまり方が可愛くて面白かったんでセーフ。
「キスしようかと思ったけど、ハナでぐちゃぐちゃじゃん」ってカナオが笑ってるシーンがもう、本当リアルなカップルの仲直りっぽくて。こっぱずかしいとことかが。
場内でも笑い声がおこってたよ。  リアルって、まァそんな経験ありませんけどね。


ちなみに見終わったアトぐるりと場内を見渡すと、まァ平日の14時からだからでしょうけど、おっちゃんおばちゃんの客ばかりで新鮮でしたよ。


ついでに帰りにぐるりと同フロアのナムコワンダーパークを横切ったらメイド服でタイコの達人をしてる客が。「コンパニオンか何かか?」と思ってよくみたら、
無骨な脚にスネ毛が生えてました。オトコノコですね。うわーい、世界は広くて狭いなー。どうしたものか。
そして一つ下の紀伊国屋長嶋有の「ぼくは落ち着きがない」のサイン本があったので購入。サイン本なんてはじめてー。
さらに二つ下の百均でフィギュア用の小物をちょいちょい購入。


さて、明日は「イースタン・プロミス」見に行くぞー。